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≪夏にレベルアップ!≫【地学】地学現象を徹底理解し、環境問題との関連を確認する

  • [13科目別]夏の超レベルアップ↑学習術
  • 河合塾 田中 理代 先生

夏休み40日は受験の天王山といわれる。
今やるべきこと、今やらないと後悔することをしっかり見極め、この夏克服すべき最重要課題を洗い出そう。
ここでは各科目についてレベルアップ学習術の詳細を解説する。
入試で最大成果を上げるための夏休み学習計画のポイントも示したので是非参考にしてほしい。


夏の最重要課題はこれ!

Level up 1
基本的地学現象を正確に理解する・・・・《時間配分 50 %》

地球・岩石・地史年表は、図表にまとめて完璧に把握

使用アイテム:教科書とマイノート

 センター試験では、知識問題が多く出題される。また、図の読み取りや考察問題も地学現象の基礎知識がなければ解けないことが多い。地学現象の基本事項は、夏までに自分でノートやカードにまとめ、確実に身につけていこう。例えば、地球内部や表層の構造・構成物質、プレート分布などは図にまとめて視覚的に把握し、正確に暗記していこう。地震や火山、造山運動などの地学現象は、プレートの運動と関連させてそのメカニズムを理解し、分布の特徴を図で把握しよう。そこに関わる岩石の形成過程、分類法や特徴を一覧表などにまとめて理解していこう。地球の誕生と環境の変化、生物の変遷は、一連の年表でしっかりとチェックして関連づけていこう。また、これらの地学現象が地質断面図には、どのように現れるかを確認し、地史を読み取れるように演習しておこう。

Level up 2
計算は単位を確認、演習で力をつける・・・・《時間配分 30 %》

必要な数値や単位を正確に把握し、計算問題に慣れる

使用アイテム:教科書の例題と問題集

 センター試験では、「地学基礎」でも「地学」でも、例年、図やグラフからデータを読み取って、地学的知識を用いながら考察したり計算したりする問題が出題されている。基本的な知識として、地球の緯度・経度の見方、子午線一周の長さ(4000万km)、大気や海洋の気温分布と密度、圧力との関係、天体の物理量(半径・質量・光度・距離・速度)や、宇宙の誕生からの時間と広がりなど、必要な数値や単位を正確に把握し、単位の換算や、式の変形ができるようにしておこう。「地学」では、公式を根本から理解し、データを代入して求める計算がスムーズにいくように演習しておこう。エネルギー量の計算や宇宙の年齢などの問題では指数計算が必要となることも多く、距離や面積を扱う場合は図形の相似や、三角比を用いる場合もある。教科書の例題や問題集を使って演習しておこう。

Level up 3
自然災害と防災、環境問題に注目・・・・《時間配分 20 %》

気象・地震・火山の現象と災害、環境問題を確認する

使用アイテム:教科書・図表・ニュース

 「地学基礎」では、地球の環境問題と人間活動の関連や、日本の自然、それに伴って発生する災害や防災に関する問題が出題される。近年、全地球的に問題となっている地球温暖化やオゾン層破壊、酸性雨、砂漠化などの環境問題については、その原因や現象、人間活動との関係を整理し、表などにまとめて把握しておこう。また、日本列島では、台風や洪水などの気象災害、東北地方太平洋沖地震や熊本地震などに代表される地震災害、御嶽山の噴火で再確認させられた火山災害など、これまでにも多くの自然災害が発生している。これらの自然災害を各地学現象と関連させ、防災(緊急地震速報やハザードマップなど)と合わせてチェックしておこう。また、日頃から、天気予報や災害のニュースに注目し、学習してきた地学現象との関連性を考察しておくことが大切である。

プランニングのポイントはここ!

1 単元ごと時間を決めて基礎知識を定着させる
2 重要部分を確認できるカードなどを作成する
3 時間を要する計算問題や地質図問題を集中演習

夏の学習の“疑問&悩み”Q&A

【Question】 センターの過去問は、いつからやればいい?

 学習が未完成で、知識が定着していないうちに、むやみにセンターの過去問を解いても効果は期待できない。まずは単元ごとに教科書の重要語句や図を徹底して確認し、自分のわかっていなかったところをピックアップして、まとめながら総合的な問題に対応できる力をつけ、自信がついてから、センターの過去問に挑戦しよう。

【Answer】 基本事項をしっかりマスターしてから挑戦するとよい

【Question】 センター以外の受験では、どんな対策が必要?

 国公立2次・私立大では、地学用語の記述、考察、描図、計算問題などさまざまな形式で出題され、詳細な知識も必要とするので、教科書を精読し、地学現象を自分の言葉で解説できるようにしておこう。また、大学ごとに特徴的な出題分野、形式がみられるので、夏休みの間に志望校の過去問を見て傾向をつかんでおこう。

【Answer】 志望校の過去問を見て傾向を知るとよい


この記事は「螢雪時代(2016年8月号)」より転載いたしました。

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