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夏に苦手を解消!【現代社会】安定して高得点を獲得するために、差のつく分野を早期に克服しよう!

  • 難関大攻略に欠かせない![13科目別]苦手解消!絶対ルール
  • 河合塾/吉見 直倫 先生

難関大合格には、科目、分野、単元、解き方などに関わるウィークポイントの早期発見と克服が不可欠。
そして、1学期後半から夏休み終了までに苦手を解消できるか否かが、秋以降の成績向上に直結する。
多くの受験生が苦手とする分野を得点源に変えることが出来れば、受験本番で有利になることは間違いない。


安定して高得点を獲得するために、差のつく分野を早期に克服しよう

短時間でもよいから、継続的に学習する

 現代社会は受験戦略上、後回しにされがちな科目であり、不定期に学習する受験生も多い。しかし、現代社会は継続的な学習によって得点アップにつながりやすい科目でもある。“1学期~夏休み”の時期に現代社会の学習時間を割くことは難しいかもしれないが、特に苦手意識をもつ人は、継続的に学習するための作戦を練り、それを実行することを心がけよう(たとえば、日々同じ時間帯に15分間だけ現代社会の学習時間を確保するなど)。なお、現代社会では、経済分野・国際分野・倫理分野に苦手意識をもつ受験生が多く見られる。これらの分野は短時間の学習で成果が現れにくく、その出来が「高得点を獲得する人」と「伸び悩む人」の差につながっている。それだけに、これらの分野こそ早期に苦手意識を払拭したい。


症状別
苦手解消ストラテジー

症状
経済理論を用いて判断するタイプの設問になると、いつもつまずいてしまう

 リカードの比較生産費説や国民所得理論など、日々の新聞・ニュースでは解説されないような経済理論の設問が出題されると、何をどうしてよいのかわからなくなる。

原因

 経済理論の理解不足が原因。新聞・ニュースのみで何とかなるだろうという慢心がある

解消法

 市場機構や国民所得理論、景気や物価の理論、リカードの比較生産費説、為替相場のメカニズムなど、基本的な経済理論を用いる設問に苦手意識を抱く受験生が時々いる。そうした受験生の中には、「日頃から経済ニュースを見ているから大丈夫だろう」などと考え、教科書の記述をよく理解せずに試験にのぞむ人も少なくない。経済理論を用いて判断するタイプの設問は、教科書に記述されている基本理論をきちんと理解しておけば、知識量の多少に関わりなく、容易に正解を導くことができる。「一般常識で何とかなるだろう」という慢心は捨てて、教科書の記述をよく読み、経済理論の正確な理解に努めることが重要である。


症状
国際分野は押さえるべき情報量が多く、知識不足が理由で失点してしまう

 国際分野は、第二次世界大戦後の国際政治や国際経済の動向、軍縮条約や地域紛争・民族紛争など、押さえておくべき情報量が多すぎて、試験では大きく失点してしまう。

原因

 国際分野は後回しにしがちな分野であるうえに情報量も多く、対策が不十分になってしまう

解消法

 国際分野の学習は、教科書の比較的後ろのページに掲載されていることが影響し、“後回し”にされがちである。加えて国際分野は、国際政治の仕組みや国際機関の種類、戦後の国際政治や国際経済の動向、軍縮条約や地域紛争・民族紛争など、押さえるべき情報量が多く、試験においては知識量の多少がそのまま得点の高低につながりやすい。入試での成功をめざすならば、国際分野こそ早い時期からじっくりと教科書を読み込んで苦手意識の解消に努めたい。また、戦後の国際政治や国際経済の動向を学習するうえでは年表を、地域紛争・民族紛争を学習するうえでは地図を、それぞれ活用して学習を進めることも心がけたい。


症状
倫理分野の人物や思想内容が覚えきれず、試験対策がおろそかになっている

 倫理分野は、できるだけ古今東西の思想家とそれぞれの思想内容を理解するようにしているが、なかなか覚えられず、試験ではついつい失点してしまう。

原因

 人物名と思想内容を整理し理解するという、地道な学習プロセスを軽視している

解消法

 近年の現代社会の教科書は、従来と比べて倫理分野の扱いが増加しており、押さえるべき人物や思想内容も増えている。このことは近年のセンター試験の出題にも影響を与えており、毎年のように倫理分野の人物や思想内容に関する設問が出題されている。しかし、この種の設問の正答率は決して高くなく、多くの受験生が苦手意識を抱いていると言えるだろう。この分野の出題形式は、人物名と思想内容とが一致しているかどうかを問うものが多い。教科書に登場する人物名とその人物の代表的な思想内容を一致させることができるように、早い時期から一問一答式のチェックシートを作成するなどして、苦手意識を払拭したい。


症状
一問一答は得意だが、選択肢の正誤を判断する設問が苦手で正解できない

 空欄補充型の設問のように、単純に語句を答えたり人物を選択したりするようなタイプの設問はよくできるが、選択肢の正誤を見極めるタイプの設問が攻略できない。

原因

 学習の中心が用語の暗記に偏っているので、用語の意味や活用法を理解できていない

解消法

 受験生の中には、一問一答型の設問を得意としつつも、選択肢の正誤を判断する設問には苦手意識を抱く人も多い。センター試験をはじめ、多くの入試問題では、正誤判断型の設問が高いウエイトを占めている。したがって、正誤判断のコツを身につけていく学習が求められる。正誤判断のコツをつかみ取るためには、正誤判断型の設問の演習を積み重ね、誤りを見抜く力を磨くことが有効である。また、正誤判断型の設問を解答し、答え合わせを行う際には、正解の選択肢の知識を確認するだけでなく、誤りの選択肢が「なぜ誤りなのか?」を確認し、適切な判断に至るまでのプロセスを学び取ることも心がけたい。


この勉強法はNG!

× 「短時間で大丈夫!」という慢心
情報量の多い分野(国際分野・倫理分野など)の習得には時間がかかると認識すべきだ

× 「一般常識で十分!」という慢心
授業と新聞・ニュースのみで大丈夫という慢心は禁物。教科書理解が学習の基本である

× 細かすぎるノートづくり
ノートづくりの作業には有効な面もあるが、時間をかけすぎないように注意したい

この記事は「螢雪時代(2017年7月号)」より転載いたしました。

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