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夏に苦手を解消!【地学】広い範囲に対応するために、表や図でまとめて理解していこう!

  • 難関大攻略に欠かせない![13科目別]苦手解消!絶対ルール
  • 河合塾/田中 理代先生

難関大合格には、科目、分野、単元、解き方などに関わるウィークポイントの早期発見と克服が不可欠。
そして、1学期後半から夏休み終了までに苦手を解消できるか否かが、秋以降の成績向上に直結する。
多くの受験生が苦手とする分野を得点源に変えることが出来れば、受験本番で有利になることは間違いない。


広い範囲に対応するために、表や図でまとめて理解していこう

まずは全体を把握して、演習で力をつけていく

 「地学基礎」は、地球から宇宙まで、分野が多岐にわたり、センター試験ではすべての分野がまんべんなく問われる。そのため広い範囲の学習が必要になるが、すべてを細かく見ていく時間の余裕がない受験生も多いだろう。その場合は、教科書や参考書の「まとめ」や、図表集の解説などを利用して、まずは全体を把握することから始めよう。さらに、問題演習をしていくうちに弱点が見えてくるので、その部分に戻って理解を深めていくとよい。
 「地学」では、特に時間を要する地質図の読み取りや天文・地球物理の計算問題などを、夏休みの間に集中的に演習して理解しておこう。2次・私立大で地学を受験する人は、地学現象を自分の言葉で解説できるように、地学用語に注目して、解説文をよく読み込んでおこう。


症状別
苦手解消ストラテジー

症状
学校の授業のときは、理解したつもりでいたのに、模試では点が取れない[地学基礎]

 学校の定期テストのときは、範囲が限られていることもあって理解しやすく、ある程度は得点できるけれど、模試ではなかなか高得点が取れない。

原因

 模試の出題範囲は全範囲であることが多いが、知識や理解が不完全で問題に適応できていない

解消法

 「地学基礎」は、地球内部から宇宙の果てまで、自然科学を広く網羅している科目である。模試では、基本的な広い知識が不可欠である。教科書の本文や図、写真を一つ一つ理解していくことが一番であるが、広い内容を効率よく整理してある教科書や参考書の「まとめ」を利用するのも一つの方法である。地球の内部構造や岩石・マグマ・火山の分類、惑星や他の天体の特徴などの比較分類、地史年表などは表や図にまとめて、視覚的にもしっかり理解していこう。現時点の自分の理解度を確認するのが模試である。失点を嘆くのではなく、自分の弱点を教えてくれたと解釈し、その部分を強化していくことで力をつけていこう。


症状
図を読み取る問題が苦手で、知識をどう使うのかがわからない[地学基礎]

 図やグラフを読み取って答える問題では、どのような知識をどう使って問題を解くのか、何をきいているのかがわからない。見たこともない図が出ると混乱する。

原因

 図の示す意味が正確に理解できておらず、問題文中の情報や図の注釈を見落としている

解消法

 センター試験では図が用いられることが多い。見たことのある図であっても、詳細な部分が問われると不安定な知識しかなかったことがわかってくる。楕円の証拠、プレートの分布と境界、エネルギー収支、大気の大循環など、図をただ眺めているだけでなく、図中の線や矢印に意味があることを確認しながら一度自分で描いてみると、より深く理解することができる。また、見慣れない図や範囲外の題材から出題されている場合は、問題文に解法の要点がしっかりと示されており、基本的な知識を用いるだけで答えられることが多い。図の注釈や答えの単位にもヒントが隠されていることが多いので注目しよう。


症状
地質図から地質構造や地史を、読み取る問題の解き方がわからない[地学]

 堆積構造や示準化石などの知識はあるので、地質断面図の問題は解けるが、地質平面図やルートマップなどの問題では、どのように解いていくのかがわからない。

原因

 地質図を読むための作図の演習が不十分で、パターンに沿った解き方をマスターしていない

解消法

 地質図の問題を解くのは、教科書の語句チェックだけでは難しい。地質図には、断面・平面・立体・柱状図といろいろなパターンがあるが、おおよその断面図を描くことができれば、その地域の地史が浮かび上がって、問題をスムーズに解くことができる。そのためには図を読むテクニックが必要である。平面図では、まず走向線を引いてみること。ここからさまざまな情報を得ることができる。図に情報を書き込んで、演習を繰り返すと徐々に断面が見えてきて、地質図に現れる断層、褶曲、不整合の特徴もわかってくる。これらの演習は解説が丁寧な問題集や過去問、模試の解説などを利用して、夏休みの間に集中的に行いたい。


症状
天文分野や地球物理、大気などの計算問題が苦手で得点源にできない[地学]

 天文分野の運動や物理量の計算、地球物理の力学的な計算、大気・海洋などのグラフを読み込んで計算する問題がよくわからない。

原因

 苦手意識が強く、公式を覚えるだけで、それを使って計算する演習が不足している

解消法

 出題されている計算問題を見てみると、アイソスタシー、重力、ケプラーの法則、恒星の明るさ・距離・質量などの物理量、ハッブルの法則などの定番の問題と、表やグラフからデータを読み取って計算する問題とがある。定番の問題の対策としては、公式を覚えるだけでなく、今週はアイソスタシー、来週はケプラーと集中して演習していくと、傾向がわかってきて克服できる。データを読んで計算する問題では、問題文にその解法が記されていることが多い。グラフの注釈や解答の単位がヒントになっていることもある。単位の換算や指数計算によく注意して、過去問や教科書の例題でよく演習しておこう。


この勉強法はNG!

× 学校の授業をおろそかにする
授業時間は最も脳が活性化する時間。集中して授業にのぞみ、疑問点はすぐに確認する

× 問題文を飛ばし読みする
リード文には重要なヒントや解法が含まれている。印をつけながら慎重に読んでいく

× 模試を受けっぱなしにする
模試は得点よりも理解度の確認が重要である。必ず解き直して正確な知識を身につける

この記事は「螢雪時代(2017年7月号)」より転載いたしました。

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