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夏に苦手を解消!【物理】苦手意識をなくすために、得点力を伸ばして自信をもとう!

  • 難関大攻略に欠かせない![13科目別]苦手解消!絶対ルール
  • 代々木ゼミナール/中川 雅夫先生

難関大合格には、科目、分野、単元、解き方などに関わるウィークポイントの早期発見と克服が不可欠。
そして、1学期後半から夏休み終了までに苦手を解消できるか否かが、秋以降の成績向上に直結する。
多くの受験生が苦手とする分野を得点源に変えることが出来れば、受験本番で有利になることは間違いない。


苦手意識をなくすために、得点力を伸ばして自信をもとう

食わず嫌いの物理は、問題を解いて慣れる

 「受験で必要だけど物理は好きになれない」「簡単な問題は解けるけど入試問題はムリ」とか、苦手意識をもっている受験生は少なくない。しかし、入試突破という目標を立てた以上は、今から少しずつ改善して、時間のある夏休みには物理を「苦手科目」から「できそうな科目」に変えてしまいたい。物理が好きになれない受験生は、簡単な問題を繰り返し解いてみるといい。苦手な人ほどしっかり理解しようとしがちであるが、解くという作業に慣れると少し抵抗感がなくなる。さらに、入試問題が解けるようになるためには、真似をして解き方をマスターするとよい。まずはじっくり慣れることから始めよう。苦手意識が薄れ、学習の方針が固まれば、難関大合格に向けて2学期以降の学習が効率的に進められるはずだ。


症状別
苦手解消ストラテジー

症状
志望校受験で物理が必要なのに、教科書を読んでも頭に入らないし、できるようになるとは思えない

 受験に必要なだけで物理に興味はないし、授業を聞いても面白いとは思わない。教科書や参考書を読んではみるけれど、内容が頭に入ってこないので無意味に感じる。

原因

 物理で扱う内容は普段の生活には関係しない、何か別の世界のことのように感じてしまう

解消法

 物理は普段の生活に関係のない特別なもののように感じてしまう人が少なくない。しかし実際は、物理がわかるようになれば身近な現象が面白いように理解できるようになる。まず、新書など読みやすく書かれている本で物理がどのように日常に関わっているのかを知ることから始めよう。苦手意識が強ければ、思い切って中学生対象レベルの本でもよい。何か物理は役に立つらしいと思えたら、今度は教科書を「それぞれの項目が何に関係しているのかな?」という視点で読んでみる。そうすると、結構役に立つことを勉強していることがわかるはずである。少しでも興味をもつことが上達の第一歩である。


症状
授業は頑張って聞いているが、だんだん難しくなってきて、ついていく自信がない

 授業中は理解できたと思ったのに、復習してみると理解できていないところが結構ある。このまま勉強を続けてもできるようにならないのではないかと不安になる。

原因

 物理の表現は普段使っているものとは異なるのでそのまま頭に入れて理解しようとすると難しい

解消法

 物理には「誤解がないように簡潔な表現をする」「厳密性を重視するために日常とは異なる表現をする」「状況を表すのに数学的な方法を用いる」という特徴がある。いずれも物理では大切なことであるが、入試で合格点を取るためにはそれほど神経質になることはない。まず、教科書を読んでしっかり徹底的に理解しようなどと思わず、少しわかったかなと思ったら簡単な問題を解いてみるとよい。問題を解く作業に慣れてくれば、少し物理が近くなる。さらに、授業を聞きながら、「それって自分のわかる表現ではどういうことだろうか?」と考えてみるとよい。初めは自分でわかる言葉で物理を理解することが大切である。


症状
簡単な問題なら解けるのに、入試問題や模試問題になるとどうしたらいいのかわからない

 公式に代入するような簡単な問題は解けるようになったのに、入試問題や模試問題に向かうと何も思いつかない。物理の才能がないのではないかと悩んでいる。

原因

 問題の解き方を自分で発見するのは大変なのに、練習すればできるようになると思っている

解消法

 入試問題では、設定された状況を理解し、「どんな法則を使うのか?」「何がわかればいいのか?」「何の式を立てるのか?」などを考え、関係式を立て、計算して答えを出すことが求められる。このように総合力が問われるので、基本問題を解く力だけでは対応できない。そこで、まずは「問題の解き方を真似する」ことから始めてみる。解法を真似するときに大切なことは、解き方を単に目で追って覚えるのではなく、自分の手を使って書くこと、どうしてそうするのかを自分なりに理解することが大切である。真似してできたら、1か月後など忘れた頃に再チャレンジして自力でできるかどうかチェックするとよい。


症状
力学はできるようになったが、電磁気は思うように進まず、苦手意識が強くなっている

 力学は問題演習により、どの項目もまずまずできるようになってきたが、電磁気は同じように問題演習をしているのに、苦手な項目はなかなか克服できない。

原因

 力学と電磁気では学習のコツが少し異なるのに、同じ方法を用いて力を伸ばそうとしている

解消法

 物理の考え方は力学で身につくものである。入試でも物理の考え方を問う問題は、主に力学から出題され、他の分野からは少ない。つまり、物理の考え方を身につけることで伸びるのは主に力学の得点力なので、他の分野の得点力をアップさせるには、また違った対策が効果的となる。特に、電磁気では項目ごとに特徴的な考え方がある。例えば、複数のコンデンサーを接続した回路の問題では「電荷保存の関係式を立てる」といったように、押さえるべき考え方がある。確かに力学の学習法が物理らしい方法と言えるが、時間制限のある受験勉強では各分野のポイントを上手に押さえて学習することが大切である。


この勉強法はNG!

× 理解してから演習に進もうとする
教科書でしっかり理解したうえで問題演習をするのではなく、問題を解いて理解を深める

× 解法を丸暗記しようとする
解法を真似することはよいが、理解せずに丸暗記しても応用範囲が狭く得点力は伸びない

× いきなり難しい問題に挑戦する
段階的に演習レベルを上げることが大切で難しい問題にいきなり挑戦しても力はつかない

この記事は「螢雪時代(2017年7月号)」より転載いたしました。

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