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夏までの基礎固め【英語】学習法:合否を決めるのは、音源を使った勉強と学習アイテムの厳選だ!

  • 主要[13科目別]入試に勝つ!インプット学習法
  • 麹町学園女子中学・高等学校/佐々木 欣也先生
  • [2017/5/15]

1学期半ばから後半へと続くこの時期、難関大志望者にとって何より大切なことは、夏休み以降の得点力UPに向けた学力の土台をしっかり固めることに他ならない。
そのためにはインプット学習に注力し、“憶えるチカラ”を最大限に発揮することだ。
ここでは、志望校合格に直結するインプット学習の重要点と、記憶を定着させる学習アイテムの選び方、そして陥りがちな伸び悩み克服などを主軸に紹介する。
主要科目の特性を踏まえた、実戦的アドバイスに耳を傾けてほしい。

インプット学習、ココがポイント

・参考書や問題集を何度も反復し、音源を使った学習時間を増やす
・答えを直接書き込まず、できなかった問題は何度も繰り返す
・答えを丸暗記するのではなく、答えの根拠を人に説明できるようにする

欲張らず必要最低限のものから、インプットするとよい

 まずは単語の暗記を習慣化すること。なぜなら、英語が苦手な人の大多数が語彙力不足だからだ。暗記する際には「英語→日本語」の順番で声に出して覚えること。書くことは時間がかかり、効率が悪いので、綴りがややこしいものや覚えにくいものに絞り込もう。
 しかし、いくら単語を覚えていても、文法的知識がなければ正確な読解ができない。自動詞と他動詞の違いや、関係代名詞と関係副詞の区別など、わからない人に説明できるぐらい正確な文法的知識を習得しよう。英作文用の基本例文を暗記する際には、スラスラと言えるように何度も練習すること。その後、実際に書いてみて、綴りもきちんと書けているかどうかの確認も行うとよい。
 電子辞書は、英和辞典だけでなく英英辞典や和英辞典など、複数の辞書が入っている利点がある一方、紙辞書には書き込みができるという利点があるので、一度引いた単語には色ペンで印をつけたり、横に日付を書いたりして記憶を定着させよう。

記憶を定着させる+α勉強法

各分野1冊に絞り、説明できるくらい何度も反復する

 英語の試験では長文読解問題の配点が高いので、長文読解力の向上が最優先となる。自分のレベルに合ったものから始めて、徐々に難易度を高めていこう。文法の学習では手持ちの問題集を1冊完璧にマスターすること。1つの方法として、「すでに知っていた問題は○、あやふやだった問題は△、まったく手も足も出なかった問題は×」などのように、問題番号の横に3段階で印をつけるとよい。そして、もう一度問題を解く際には、△と×の問題だけ解くようにすると効率が上がる。

インプット学習に欠かせない記憶アイテム

●標準レベルの単語集
使うコツ: 長文読解や文法問題に、必要不可欠な語彙力を習得する

 2000語前後収録されたものがいい。単語を暗記する際には、意味だけでなく、品詞・発音やアクセント・同意語・反意語・派生語・例文まで目を通すこと。忘れることを恐れずに、繰り返してチェックすること。

●英文法の教科書
使うコツ: 内容を理解するとともに、日本語と英語の違いに注目する

 文法とはその名の通り「文の法則」なので、その法則を学校の先生の代わりに人に説明できるぐらい、教科書をしっかりと読み込むこと。理解できなかったところはそのままにせず、必ず先生に質問するように心がけよう。

●英作文用の基本文例集
使うコツ: 整序問題や英作文の問題に、対応できる構文力を習得する

 「英作文は英借文なり」という言い回しがあるように、英作文に不可欠な基本例文を少しずつ暗記することを習慣にしよう。瞬時に口から基本例文が出てくるようになるまで徹底的に反復すること。

●紙辞書と電子辞書
使うコツ: それぞれの辞書の長所と短所を、理解してうまく使い分ける

 持ち運びに便利な電子辞書は学校で使い、家庭学習では紙の辞書を使うとよい。紙の辞書は単語の意味や例文や関連情報が一度に目に飛び込んでくるので、読解問題で内容把握をする際には紙の辞書のほうが優れている。

1つの分野に偏らず、英語の4つの技能を同時に高める

 まず、参考書や問題集は手を広げすぎず、各分野1冊に絞り、一度使うと決めたら浮気せず何度も繰り返すことが何よりも大切である。その際に、答えを直接書き込まないで、間違った問題番号の横に印だけ付けておいて、自分の弱点が浮き彫りになるようにしておくとよい。そして、なんとなく答えを覚えるのではなく、「なぜそれが正解なのか」を人に説明できるようになろう。英語の学習では、英語の4技能である「読む・書く・聴く・話す」のバランスを考えて、スケジュールを組み立てること。毎日、文法問題だけ解いたり、単語だけ暗記したりすることは自滅行為となる。
 英語の勉強の50%以上の時間を、音源を使った学習にあてることをお勧めしたい。復習のときには、とにかく英文を音読すること。ただしやみくもに声に出すのではなく、内容を考えながら音読をするとよい。音源のモノマネをしながら、スラスラと英文を読めるようになるまで音読を繰り返すことが英語学習には欠かせない。

インプット中の悩み、Q&A

 単語がなかなか覚えられなくて困っています。1日に何個くらい覚えたほうがよいのでしょうか?


 学校の休み時間や通学時間などのスキマ時間を活用して、個数ではなく「1日に○○分は単語を覚える」という時間を設けること。覚える方法は、単語の右横に和訳が載っているオーソドックスな単語集を使用する場合、英語と日本語の両方を声に出して、もし途中で行き詰まったら、そのページの最初の単語に戻ってもう一度やり直す。同一ページ内で、最初の単語から最後の単語まで全部言えたら次ページに進む、というルールで何度も練習しよう。

 リスニングの勉強法がわかりません。洋画や洋楽、2か国語放送などを使った ほうがよいのでしょうか?


 リスニング力はすぐには身につかないので、今すぐ対策を立てる必要があります。洋画や洋楽など、受験に直接関係ないものは使わず、易しめの大学受験問題集やセンター試験の過去問から始めてみよう。その際、「聴きっぱなし」ではなく、同じものを何度も繰り返し聴くことが大切です。shadowing(耳だけを頼りに音声を反復する)したり、Dictation(耳だけを頼りに書き取る)をしたりするなどの練習法を取り入れよう。

この記事は「螢雪時代(2017年6月号)」より転載いたしました。

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