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【現代社会】未習分野の穴を埋め苦手分野や弱点を克服しよう

  • あと30日で本番![主要科目別]センター試験最終対策&試験本番の攻略ポイントはここ!
  • 河合塾/金城 透 先生

センター試験までに残された時間はあとわずか。最後の最後まで貪欲に、さらなる得点の上積みを追い求めたいところだ。
点を伸ばす余地は、まだまだ残っている。
そこで、センター試験を知りつくす主要科目の先生方に、得点を最大化するための最終対策のポイント、および試験本番で効果的な解答手順を教えてもらった。

センター最終対策
あと30日!何をどうする?

教科書で内容を確認し、
過去問演習で完璧化を図る


 センター試験まで残された時間はわずかなので、時間を効果的に使わなければならない。高得点を狙う場合、やらなければならないことは、第一に未習部分と苦手分野をなくすことだ。倫理分野の学習が手薄であったり、国際分野を苦手としている受験生が多い。短期間で未習部分の解消や苦手分野の克服を図るには、教科書をチェックし、そのうえで、センター試験の問題を分野別にまとめた問題集などを使って、該当分野の過去問を重点的に解くというのが一番である。次になすべき課題は、応用力が試される出題に備えることである。外国為替、市場メカニズム、比較生産費説など経済分野にはそうした問題が多く見られる。また、2016年に出題された条件文付きの図表問題もそうしたタイプの問題だ。応用力強化の最善の策は、過去問を使って、類題を数多く解くことである。

 さらに、知識問題の対応力強化を図ろう。制度や規則、歴史的出来事、また、各分野の基本概念や統計上の知識、こうした知識の最終チェックを行おう。用語集や資料集をうまく利用するとよい。最後に、本試験の過去問を2・3年分解いて、時間配分をあらかじめ想定しておこう。

センター最終対策チェックリスト

センター試験本番
得点が伸びる!解答の秘策は?

時間のかかる問題や
判断に迷う問題は後回しにする

 試験は時間との勝負である。時間に追われて精神的に追い詰められると、できる問題も落としてしまうことになりかねない。実力を十分に発揮するためには、冷静に対処できる環境をつくる必要がある。時間に余裕をもたせるためには、問題を解く順番が大切である。第1問から解く必要はない。問題全体にひと通りざっと目を通し、得意とする分野から解いていこう。その際に、図表問題や難問など、時間がかかりそうな問題や判断に迷う問題は、いさぎよく後回しにしよう。最後まで解き終えてから、落ち着いてとりかかれば、正解の可能性が高まる。

問題のタイプに応じた
的確な判定が大切となる

 選択肢の文章構成に関して注意してもらいたいものがある。一つには語句の定義にかかわる問題である。「…は~と呼ばれる」というもののほかに、基本用語につく形容詞的な説明の中に正誤の決め手を織り込むものがある。後者のタイプは見落とす恐れがあるので注意しよう。また、類似した概念の区別の理解を試す問題もある。例えば、社債と利子、株式と配当という組合せや、直接金融と間接金融、過失責任主義と無過失責任主義などがその例である。類似の概念があるものについては、そこに落とし穴がある可能性があるので注意しよう。

設問の指示を
的確につかんで解答する

 設問が何を問うているのかに注意しよう。正文選択なのか、誤文選択なのか、取り違えないことがまず大切。問題を解く際に、選択肢の番号の前の箇所に○×印を付け、正文・誤文を意識するとよい。また、選択肢文中の誤っている箇所に下線を引いて×印を付けておくと、見直す際に効率よくチェックできる。次に、設問の指示に一致するかどうかを問うタイプの問題の場合、その趣旨を正確に読み取る必要がある。また、問題によっては本文にヒントがある場合もあるので、正誤の判定に迷った場合は、下線部周辺の文章を中心に、本文を読み直そう。

選択肢の文章中に隠された
論理的整合性に注意する

 センター試験の難問には、論理的整合性を正誤の判定の決め手とするタイプがある。市場機構、国民所得や外国為替など、経済分野にそうした例が多く見られる。論理的整合性が正面から取り上げられていれば、正誤の判定もしやすいが、なかには、選択肢の文章は日本経済の現状を取り上げつつも、正誤の判定は、為替相場の変動が貿易に及ぼす影響などのような経済の仕組みに基づくもの、といったタイプのものがある。政治分野でも、選挙制度など、そうしたタイプの出題が考えられる。選択肢の文章の論理のつながりを意識して読むようにしよう。

この記事は「螢雪時代(2017年1月号)」より転載いたしました。

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