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試験本番の時間術

  • センター完全攻略!あと60日で目標点を突破する![英語・数学・国語]
  • [2016/11/17]

センター試験で目標点を突破できるかどうかは、残り60日の対策をどう行うかにかかっている。
そこで、英語・数学・国語の主要3教科について、センター試験を知り尽くす3人の先生方に成否のカギを握る最重要ポイントを教えてもらった。

【国語】時間と得点の相関関係を理解し、
現代文になるべく時間を確保せよ!

 センター試験の現代文は、時間さえあれば高得点がとれる問題であり、時間と得点が比例する。一方、古文は難易度が高く、時間をかけても高得点がとれるとは限らない。さらに、漢文は知識問題が中心で、ある程度勉強をしている人なら短時間で高得点がとれる(例年平均点が低いのは、受験生の多くが勉強しないから)。以上のことから、センター国語の時間戦略は、「現代文にいかに多くの時間を確保するか」が肝となる。

 私がオススメする解答順序・時間配分は、「漢文(15分)→現代文(2題で45分)→古文(20分)」だ。漢文と現代文の順序は逆でもいい。漢文をある程度勉強していることが前提だが、この順番だと現代文の時間が多少オーバーしても全体へのダメージが少ない。難易度の高い問題(古文)には時間をかけるべきだと思うかもしれないが、時間をかけてもかけなくても得点差は小さいので、その分の時間を現代文に充てたほうが国語全体の得点は高くなるのだ。まず漢文をさっと解き、現代文にしっかりと時間をかけ、古文は単語や文法の知識で解ける問題を落とさないようにすれば、8割獲得も難しいことではない。センター試験前30~20日頃からは、自分が決めた解答順序と時間配分で解く練習をして、体で感覚をつかんでおこう。


板野博行の【センター心得】 

 センター試験では、「時間さえあれば解けたのに」は言い訳にすぎません。特に現代文は、時間さえあれば多くの人が解ける問題です。80分で自分の目標点を達成するためには、現代文で何点、古文で何点、漢文で何点とるのか(何点落としても大丈夫なのか)、それぞれにどれだけ時間をかけるのか、リアルなシミュレーションを重ね、戦略を練ることが重要です。そして、自分はどこに伸びしろがあり、どこが弱点なのかをしっかりと見極め、残された時間で最大限に得点を伸ばすには「いま何をやるべきか」を正しく判断してほしいと思います。

東進ハイスクール 板野博行

東進ハイスクール、東進衛星予備校国語講師。京都大学文学部国文科卒。『古文単語ゴロゴ』(スタディカンパニー)は受験生から圧倒的な支持を受けるベストセラー。近著に『勉強の鬼原則』(大和書房)がある。



【英語】戦略的な時間配分と解答順序で、
とれる問題は絶対に落とさない!

 センター試験本番で高得点を獲得するためには、制限時間80分を効率よく使う必要がある。とはいえ、ぶっつけ本番で戦略的に問題を解くのは容易ではない。そこで、普段から考慮しておきたいのが、大問ごとの時間配分と解答順序だ。

 まず、時間配分で重要なのは、「得点しやすい大問にかける時間を十分に確保する」、「得点しにくい大問にかける時間をより少なく設定する」という戦略である。また、解答順序については、「配点の高い大問から順に解いていく」、「苦手な大問は後回しにする」ことで効率よく得点できる。配点と自分の得意・不得意を考慮しながらオリジナルの戦略を立て、普段の過去問演習時に試してみよう。うまくいかなければ調整し、本番までに確立しておこう。

 また、制限時間内での全問解答が困難だと思える場合は、あえて180点を自己の満点とするなどして、少しでも落ち着いて正確に解答することを心がけたい。センター試験本番までの残された時間、英語力そのものを向上させる学習を心がけることはもちろんだが、目標点の獲得を確実にするために、「とれる問題は確実に得点する」という気持ちでこれらの戦略を意識的に取り入れたトレーニングを実践しておきたい。

東進ハイスクール 大岩秀樹

東進ハイスクール、東進衛星予備校英語講師。「本物の基礎力」にこだわった授業で、幅広い層から支持を集めている。『高校 とってもやさしい英文法』『みんなのセンター教科書 英語』(いずれも旺文社)など著書多数。



【数学】Ⅰ・A「集合と論理」は最後に回し、
Ⅱ・Bの必答問題は完答を目指す!

 数学Ⅰ・Aでは、基本的には第1問から順に解答していけばいい。ただし、第1問のうち「集合と論証」は難しく、時間をかけても正答率が上がらないので、思い切って飛ばして最後に解くといい。時間配分については、必答問題(第1問・第2問)を合計30分以内に解き終え、全体を55分で解き終わるよう戦略を立てよう。また、選択問題は解く問題をあらかじめ決めておくこと。ただし、予想外に難しい場合はその場で選択を変えることができるよう、備えておくことも大切だ。

 数学Ⅱ・Bでは、必答問題(第1問・第2問)の配点が大きく(60点)、難易度も易しめのことが多いので、必答問題から解いていくのが基本だ。第1問は分量が多いことがあるので、テンポよく解いていくことを意識しよう。数学Ⅰ・A同様、必答問題の解答時間は30分が目安となる。ただし、配点(60点)の大きさを考えると、予定時間を多少オーバーしても解き切ってしまうのが得策だ。とはいえ、選択問題で40点中最低でも20点はとれる時間を残しておく必要があるので、遅くとも35分以内には解き終えようにしよう。また、前にも述べたが、各選択問題の後半では、解けない問題(難易度の高い問題)を見切るタイミングも重要になる。

東進ハイスクール 志田晶

東進ハイスクール、東進衛星予備校数学講師。大学院生時代に教壇に立って以来、幅広い学力層より圧倒的な支持を得ている。『改訂版 センター試験 数学Ⅰ・Aの点数が面白いほどとれる本』(中経出版)など著書多数。



この記事は「螢雪時代(2016年12月号)」より転載いたしました。

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