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【英語】難易度は難化傾向か?

  • 狙え!完全攻略[主要15科目別]2017年 センター試験 出題予想!&高得点対策!
  • 市川学園中学・高等学校/佐々木 欣也先生
  • [2016/11/15]

限られた時間内で自らの得点力を最大限に伸ばすには、センター試験で出題される内容に焦点を絞った効果的な対策をたてなければならない。
ここではセンター試験を熟知する各科目のベテランの先生方に、2017年の出題がどのようになるかを徹底予想していただいた。
併せて、過去2~3年の出題分野一覧と2016年の新傾向、大問別平均点なども表示した。
高得点獲得の切り札として、これからの対策に活用してほしい。

【英語】総語彙数は昨年度程度だが、難易度はこのまま難化傾向か?

2017年センター「英語」出題予想 !

《予想》難易度の難化傾向は続き、総語彙数は昨年度並みに

《予想》第4問の図表問題は難化のまま継続される

《予想》第5問のストーリーの難易度がやや上昇する

 2016年のセンター試験は、総語彙数が約4200語となり、2015年よりも200語減ったものの、依然として大量の英文を読み、設問を処理することが求められている。第1問と第2問は、発音・語彙・文法等の基礎力を試す問題で、配点は全体の約30%である。第3問から第6問は、ディスカッション、広告文、説明文などの読解問題で、配点の割合が約70%あり、2017年も読解重視の傾向は変わらないだろう。2014年の平均点が119点、2015年が116点、2016年は112点となり、ここ10年で最低値を記録した。この難化傾向は今後も続くものと思われる。

[大問別]出題予想&対策

第1問 発音・アクセント

予想:出題形式、難易度共に変更なし

 2016年の発音問題は例年通り3題の出題であった。2015年から母音を問う問題が1問から2問に増え、子音を問う問題が2問から1問に減った。2017年も同程度の難易度と思われる。
 アクセント問題は4題で、2017年も変わらず、問4:2音節、問5と問6:3音節、問7:4音節という出題になるだろう。2015年には減少した「カタカナ語」の復活があるかもしれないので注意しておこう。

対策:頻出語・発音記号・アクセントのルールを習得!

 頻出語の暗記が最優先である。例えば、2016年に出題されたpoliticsは以前にも出題されている頻出語。発音記号に注目して、ローマ字読みとは異なる発音の単語(bury[béri])やカタカナ語、そして黙字(発音しない綴り:castle[kǽsl/ká:sl])には特に注意。
 アクセントは綴りからアクセントの位置が割り出せるルールを覚えておくと本番で役立つので、市販の薄い問題集を1冊仕上げよう。

第2問 文法・語法・語彙・語句整序・英文完成

予想:難易度は平年並みに戻り、文法の運用能力が問われる

 2015年から出題されているCの文脈と文法・語法の両面から考えて英文を完成させる問題は受験生が苦手とする問題なので要注意。さらに、2015年に引き続き2016年のAでは、まぎらわしい選択肢が増えたため、第2問全体の難易度が上がっている。Bの整序問題は2017年は2016年並みの難易度と考えてよいだろう。総合的に見て、2017年もこの難化傾向は今後も続くと思われる。

対策:時間を意識して、文法・語法の知識の運用能力を鍛える

 Aでは一問30秒以内に解く訓練を行うこと。ランダムに配列された問題集を利用し、選択肢を見てどの文法分野の問題かを素早く見極める訓練が大切。Bの整序問題では和訳がないので、動詞から文を組み立てる練習が有効である。Cについては、語彙学習の際に、ただ単語の意味を暗記するだけでなく、例文を確認したり、どんな場面で使われるのかまで把握して学習することを心がけよう。

第3問 対話文・読解 (会話・英文削除・ディスカッション)

予想:分量は例年並みだが、B・Cが難化傾向

 Aは対話文問題だが、近年は易化傾向にあり、難易度に大きな変更はないだろう。2014年から出題された、Bの「段落のまとまりをよくするために取り除いた方がよい文を選ぶ、削除型の問題」と、Cの「ディスカッションでの意見の要約が問われる問題」の2つは、2015年は大幅に難化し、2016年も同レベルの難易度であったため、この傾向は今後も続くかもしれない。

対策:相手の意図や主張を把握し、要約する練習をしよう!

 A対策として、会話の定型表現を暗記し、問題を解く際に会話の場面・話し手の立場を想像して問題を解くこと。Bは「テーマ」を意識すれば、「話の筋に関係のない文」の存在に気づくので、答えに迷ったら第1文に戻ってテーマの再確認をすること。Cは、各話し手の意見を読み終わったあと、読むのを一時停止し、「この人の主張は何か」を考え、話の要点・主張を整理する練習をすること。

第4問 読解 (図表および論説文・事務的文書)

予想:英文の内容・設問は例年並み

 2016年のAの英文は「アメリカのオレンジ輸入」に関する内容で、設問処理に時間がかかる内容だったため、第4問の平均点は下がった。2014年から設問数が1つ増え、「最終段落の次の内容を予測する」という新傾向問題が3年連続で出題されている。
 B問題は選択肢にまぎらわしいものはなかったが、2017年も短時間で情報を検索する能力が問われる問題が引き続き出題されるだろう。

対策:本文の内容とグラフの情報を結びつけて交互に読み進む

 Aは英文の内容の情報と図表との情報を交互に比較しながら把握する訓練が大切である。判明した情報を読みながら適宜図表に書き込むとよい。問4が苦手な人は復習時に前の段落と次の段落の関係性を意識する練習が有効である。
 Bは設問を先読みして、答えを探しながら読む習慣をつけよう。特に、数値を問う問題は、計算させる場合が多いので、図表の下の小さな注意書きまで目を配って問題を解くとよい。

第5問 読解 (物語文)

予想:総語彙数は昨年並みだが難易度は上昇する

 例年、2人の話(スピーチ・証言)の描写を読み取る読解問題が出題されていたが、2016年は物語文に変更された。文章全体はとても読み易く、設問にも紛らわしい選択肢はほとんど見られなかった。センター試験における新傾向問題では、1年目は易しい出題であることが多く、2017年以降は難易度が上がるかもしれないので、もっとも注意が必要なパートである。

対策:先に設問に目を通しておき、設問の該当箇所を待ちかまえる

 登場人物の人間関係と場面設定を把握しながら読み進めよう。先に設問に目を通して、「設問の該当箇所が出てくるのを待ちながら読み進む」という能動的な読解を心がけること。「設問と本文の往復運動」を練習するとよい。物語文は2007年まで第6問として出題されていたので、苦手な人は過去問を使ってたくさん練習しよう。時間配分さえ失敗しなければ満点が狙える設問である。

第6問 読解 (論説文)

予想:例年通り、各段落のテーマを選ぶ問題が出題される

 2016年では、本文のタイトルが消え、タイトルを選ばせる問題が問5に追加された。さらに、未知の語句を類推させる設問が消え、下線部の説明問題に変更された。しかし、2011年以降、6つの段落で構成されている英文が出題されている点と段落構成を問う点に変更はない。2017年は、英文の分量に変更はないものの、内容を深く理解しているかどうかを問う問題が出題されるだろう。

対策:段落を1つ読み終わるたびに設問を解いていく

 第一段落に文章全体のテーマが書かれることが多いので、第一段落はやや読解速度を落とし、慎重にテーマを見極めながら読み進めよう。そして文章の方向性が見えてきたら徐々に読解速度を上げていこう。段落を1つ読み終わるごとに「ひと口メモ」を脇に書き、忘れないうちに設問を解いていくとよい。読むのが遅い人は、時間を20分に制限して第6問だけ解く練習を積み重ねること。


◆センター試験の新傾向はこれ!
・ 第3問が難化し、センターとしては高度な内容が出題される
・ 第4問の図表問題が難化し、設問処理に時間がかかる
・ 物語文が9年ぶりに復活し、長文読解問題が2本立てに

この記事は「螢雪時代(2016年12月号)」より転載いたしました。

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