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【政治・経済】早めに全単元の基礎を固め、問題演習で知識補充を図る

  • [13科目別] [ストップ!伸び悩み!!]秋からの学習ポイント総まとめ
  • 河合塾講師 吉見 直倫 先生
  • [2016/10/7]

2学期からの受験勉強は、これまでの基礎中心から得点力を高める実戦的な学習にシフトする必要がある。
ここでは「英語・数学・国語」に引き続き、実戦力養成期にあたる9月中盤から12月に至る約3か月間の「理科&地歴公民」の学習戦略についてアドバイスする。
また、受験勉強も後半戦に入ってくると基礎固めが終わらず勉強は継続してやってきているのに成績が伸びず、自分の学習法に戸惑いを感じる受験生も少なくない。
そこで、科目別に典型的な伸び悩みのケースをいくつか挙げ、何が原因で得点力の向上を阻害しているのか具体的な解消のためのアドバイスも贈る。

秋からの学習総まとめ

早めに全単元の基礎を固め、
問題演習で知識補充を図る


 これまでほとんど手を付けていない人、あるいはまだ未習の単元がある人は、基礎事項だけ(細かい知識は後回し)でかまわないので、全単元をひと通り学習しよう。その際には、内容が少なめの参考書を選び、それを完成させることを目指そう。基礎事項を中心に全単元をひと通り学習した人は、問題演習を通じて知識の定着度を確認していこう。そこで、まずは単元ごとに基礎~標準レベルの問題を活用し、教科書や用語集なども併用しながら、一つひとつの問題(選択肢)の理解に努めていくとよい。次に、過去問や本番レベルの実戦問題(模擬試験や予想問題)の演習を進めていこう。ここでは、それまでの学習では触れることのなかった細かい知識が登場することもあり得る。そうした細かい知識の上積みを図り、本番の入試で活用できる知識の引き出しを増やしていくとよい。

秋からの学習ポイントはココ!

■ 全単元の基礎を固め、本格的な問題演習に入る
■ 正解以外の選択肢も一つひとつ吟味する 
■ 過去問や模試を活用し、知識の引き出しを増やす

2月期学習のフローチャート

問題演習時に登場した知識の
確認&補充を大切にしよう!


①基本知識の習得を中心とした学習がある程度進んだら、次は入試本番の形式に近い問題の演習に取り組みたい。
②・③「単元・分野ごとに問題演習」を進めつつ、「教科書・用語集などで基本知識の確認&補充」に努めたい。ここでは基礎~標準レベルの問題集などを活用し、「この設問の知識は、教科書のどこに書かれているか?」を意識し、教科の全体像をイメージしながら体系的に知識を整理していこう。
④・⑤「実戦的な問題演習」の段階へと進み、必要に応じて③の「教科書・用語集などで基本知識の確認&補充」を図りつつ、「細かな知識あるいは時事的な知識の補充」にも努めたい。この段階では過去問や予想問題、これまでに受けた模試の問題などを活用するとよいだろう。

ケース別徹底指導! 伸び悩み解消アドバイス

Q Case1
時事的な知識に関する
問題への対策を教えてください。

A 時事的な知識は、
模試や学校の試験から学ぼう


 日々の報道(新聞やニュース)に触れていくことが有効な対策です。優先して押さえるべきは「学んだ知識と重なる情報」です。たとえば、新聞の見出しに「最高裁判所が違憲と判断」とある場合、学んだ知識と関わることは明らかですから、こうした記事は必ず読んでおきましょう。また、模試や学校の試験で時事的な知識を含む問題が出題された場合には、その問題の解説文もしっかりと読み、一つひとつの知識を蓄えていくことが大切です。

Q Case2
勉強を続けていますが、模試の
成績が伸びないので不安を感じます。

A 弱点部分を見つけ出し、
地道な復習で克服しよう


 全単元をひと通り学習したにも関わらず模試での成績が伸び悩んでいる人は、不正解となった問題の傾向を分析してください。不正解の理由が単純なミスである場合は、「同じ過ちはしないぞ」と反省し、また、根本的な理解不足や知識の忘却が原因である場合は、その問題に関わる単元を「弱点部分」と位置づけ、徹底的に復習し直しましょう。たとえば、「弱点部分」の類題を集め、苦手意識を克服するまで演習を重ねることも効果が期待できます。

Q Case3
教科書に載っていない知識の難問は、
どう対応すればいいのでしょうか。

A 難問にこだわるよりも
「標準問題を落とさない」と割り切ろう


 私立大の過去問を演習していると、教科書には載っていない知識の難問に直面することがあります。しかし、難問対策に多くの時間を費やし、標準問題への対策を怠るようなことは避けるべきです。出題に占める難問の割合は低く、合否への影響も小さいから、「マニアックすぎる知識は2度と出題されない」「難問にこだわりすぎない」という意識をもちながら、教科書レベルの知識を踏まえた問題を確実に得点していくことを重視しましょう。

伸び悩み解消のための学習チェック!

この記事は「螢雪時代(2016年10月号)」より転載いたしました。

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