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【現代社会】基本知識の上積みを図りつつ、その活用方法をマスターする

  • [13科目別] [ストップ!伸び悩み!!]秋からの学習ポイント総まとめ
  • 河合塾講師 栂 明宏 先生
  • [2016/10/5]

2学期からの受験勉強は、これまでの基礎中心から得点力を高める実戦的な学習にシフトする必要がある。
ここでは「英語・数学・国語」に引き続き、実戦力養成期にあたる9月中盤から12月に至る約3か月間の「理科&地歴公民」の学習戦略についてアドバイスする。
また、受験勉強も後半戦に入ってくると基礎固めが終わらず勉強は継続してやってきているのに成績が伸びず、自分の学習法に戸惑いを感じる受験生も少なくない。
そこで、科目別に典型的な伸び悩みのケースをいくつか挙げ、何が原因で得点力の向上を阻害しているのか具体的な解消のためのアドバイスも贈る。

秋からの学習総まとめ

基本知識の上積みを図りつつ、
その活用方法をマスターする


 近年のセンター試験の出題傾向を見ると、単純に単語を覚えているかどうかという設問はかなり少なく、2~3行の選択肢で構成される短文正誤問題が出題の中心を占めている。そのため、知識をもとに論理的に判断する力や、事象の事実関係とその背景といった事柄の知識について、試す設問が多いと言える。この出題傾向に対応し高得点を獲得するには、これまで培ってきた知識にさらに磨きをかけつつ知識を上積みするとともに、基本知識をもとに推論する力を高めることが必要だ。問題演習はこれに最適な学習方法である。ただし、「いくつ正解できたか」はこの時期にはまったく問題ではない。自分の習得している知識に誤りや不足はないか、どのように知識を活用すれば正解できるのか、解説を活用してそうしたことを一つずつ確認していくことを心がけよう。

秋からの学習ポイントはココ!

■ 基本知識が正確なものかを一つずつ点検する
■ 背景や関連事項などについての知識を補充する
■ 知識を活用して論理的に正誤判断する力を養う

2月期学習のフローチャート

まずは知識点検を優先しつつ
順次に選択肢判断力を高めよう!


①知識がなければ問題は解けないので、まずは分野ごとに、基本知識の点検・補充にウェイトを置こう。間違えた設問は、それに関わる知識が不正確である可能性が高い。発見された「不正確な知識」を正すことを心がけよう。
②実際のセンター試験では総合的な出題が通例なので、基本知識が定着してきたら、総合的・応用的な問題に挑もう。知識のさらなる上積みを図ると同時に、「選択肢判断力」すなわち「どのように考えていけば正解を見抜けるのか」を、より意 識していこう。そのためには、「なぜこれは誤文なのか」や「どうしてこれを正解と判断したか」を常に考えながら解答する姿勢が大切だ。
③直前期には、時間配分なども意識した、本番形式の実戦演習に取り組もう。

ケース別徹底指導! 伸び悩み解消アドバイス

Q Case1
どんどんと問題を解いているのですが、
得点に結びつきません。

A 正誤判断の根拠を考えながら
解答しよう


 誤文の選択肢には必ず「ここが誤り」という部分がありますから、それを見抜けることが得点するポイントになります。ですから、「何となくこれが正解っぽい」という解き方では、どれだけ問題演習をしても得点力には結びつきません。解答する際にはたとえば、誤りだと判断した部分に下線と×印を付けるなどして判断根拠を明らかにし、そしてその根拠が適切であったかどうかを、解説と照らし合わせて確認するようにしましょう。

Q Case2
模擬試験などで解答時間が
足りなくなって困っています。

A 時間不足の原因になっている
知識と判断力を養おう


 1つが2~3行で構成される選択肢には、さまざまな情報や判断すべき事柄が入っています。知識や判断力が甘いと、その事柄ごとに「こうだったかな? ああだったかな?」と迷ってしまい、それだけ時間を消費します。解答時間が不足する主な原因は、多くの場合、こうした時間ロスにあるようです。ですから、正確な知識と判断力を持てれば、ロスする時間がなくなりますので、時間不足問題もおのずと解消されるはずです。

Q Case3
時事的な事柄が出題されますが、
どう対処したらよいかわかりません。

A 模擬試験などで出てくるたびに
一つずつ知識を蓄えよう


 まず、時事的な事柄の出題は、数としてはそう多くはありませんから、過度に恐れる必要はありません。しかし、この数年の事柄が設問として扱われることは、実際にもありますし、センター自身もそうした出題をすることを表明しています。模擬試験や予想問題は、時事に関わる膨大な情報を入試対策というフィルターを通して厳選してあるはずなので、これらの問題で出会うたびに、一つずつ知識を蓄えていけばよいでしょう。

伸び悩み解消のための学習チェック!

この記事は「螢雪時代(2016年10月号)」より転載いたしました。

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