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【世界史】教科書を隈なく点検し、問題演習で知識の定着に努める

  • [13科目別] [ストップ!伸び悩み!!]秋からの学習ポイント総まとめ
  • 「螢雪時代」アドバイザー 岩田 一彦 先生
  • [2016/10/3]

2学期からの受験勉強は、これまでの基礎中心から得点力を高める実戦的な学習にシフトする必要がある。
ここでは「英語・数学・国語」に引き続き、実戦力養成期にあたる9月中盤から12月に至る約3か月間の「理科&地歴公民」の学習戦略についてアドバイスする。
また、受験勉強も後半戦に入ってくると基礎固めが終わらず勉強は継続してやってきているのに成績が伸びず、自分の学習法に戸惑いを感じる受験生も少なくない。
そこで、科目別に典型的な伸び悩みのケースをいくつか挙げ、何が原因で得点力の向上を阻害しているのか具体的な解消のためのアドバイスも贈る。

秋からの学習総まとめ

教科書を隈なく点検し、
問題演習で知識の定着に努める


 現代史など勉強が遅れ気味だったり、手付かずや苦手の分野が残っていたら、早めに学習して世界史の全体像をつかもう。秋口から教科書とサブノートを使って基礎的な理解と知識を確認する学習に徹する。特に教科書の欄外やコラム、「世界の中の日本」などの主題学習のまとめ、さらに地図や図版・グラフなども見逃さないよう再点検しよう。また重要な歴史用語は、用語集でその内容をジックリ読み込み、理解を深め、知識量を増やしたい。次に問題演習に全力を注いで合格カアップを図ろう。演習では答えの正誤だけでなく、答えを導き出す着眼点が歴史的に整合しているかどうかを重視しよう。並行してインド洋海域や東南アジア、ラテンアメリカ、アフリカなど周辺地域史や民族・宗教などのテーマ別の学習を進め、多角的な理解力と応用力を身につけよう。

秋からの学習ポイントはココ!

■ 教科書とノートで世界史の全体像を総点検する
■ 基礎とハイレベルの問題演習で知識を確認する
■ 周辺地域やテーマ別のまとめと問題演習を繰り返す

2月期学習のフローチャート

週2日は世界史デーとし問題演習を
軸に理解と知識を確認する


①最低でも週2日は、教科書とノートを使って、単元順に基礎的な理解と知識を再確認しよう。出来事の因果関係や関連する「いつ・だれ・なに」を丁寧に見直し、「どこ」は必ず地図で確認する。
②1つの単元の復習が終わった段階で、基礎と応用の2種類の問題集を併用しよう。応用編では出題形式や難易の異なる入試問題を最低4~6題は演習して実戦力を高めよう。間違えた箇所は教科書・ノート、さらに用語集に立ち返り、基本的な部分から勉強し直すこと。
③周辺地域の東南アジア、アフリカ、朝鮮と文化史は確実にクリアし、問題演習を進めよう。
④12月以降は、センターと志望校の過去問に数多く挑戦し、出題形式や分野の特徴、問題の難易などをつかむ。

ケース別徹底指導! 伸び悩み解消アドバイス

Q Case1
記述解答はソコソコできますが、
正誤判定が苦手です。

A 問題演習で偽装を見破る
洞察力を養うようにしよう


 記述解答はできるということは、基礎的な知識は身についていると思われます。問題演習では、時期や場所など設問条件を見逃していないか、各文中の「用語入れ替え」や「結末のどんでん返し」のほか、「初めて」と「最後に」や「上流域」と「下流域」などの修飾表現などにも気を配ってください。さらに誤りの箇所を正しい語に置き換え、1つの文としての整合性を確認して、正誤問題に隠された偽装を見分ける鑑識力を強化しましょう。

Q Case2
周辺地域がゴチャゴチャして、
わかりにくくて困っています。

A 略年表を作成してまとめるなど
系統的に理解しよう


 東南アジアや中央アジアなど周辺地域がわかりにくいのは、教科書の記述が時代ごとに分散して連続性に欠けているからです。そこで、教科書の関係する分野を時代順に取り出して略年表を作成しましょう。たとえばビルマ(ミャンマー)は「ピュー→パガン朝→トゥングー朝→コンバウン朝→イギリスの支配→民族独立運動→独立後」など、歴史の大きな流れに沿った年表を作り、各時代の政治・社会や文化の特徴を整理すると系統的に理解できます。

Q Case3
文化史は、ほかの分野に比べて
手つかずになっていて不安です。

A 時代別・ジャンル別に整理し、
書いて覚えるようにしよう


 文化史は入試直前で間に合うと油断していると致命傷になります。すぐに中国とヨーロッパの文化を中心に、時代順・ジャンル別(宗教,学問・思想,芸術,文学,科学・技術など)に代表的人物と業績を整理し、書いて覚えましょう。その際、たとえば「司馬遷」と『史記』だけでなく、「紀伝体」や「太古から前漢の武帝までの通史」なども出題されるので、内容や特徴、影響なども用語集で補充すること。詰めは問題演習で知識を定着させましょう。

伸び悩み解消のための学習チェック!

この記事は「螢雪時代(2016年10月号)」より転載いたしました。

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