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【日本史】問題演習の量をこなして既習分野の知識を確認する

  • [13科目別] [ストップ!伸び悩み!!]秋からの学習ポイント総まとめ
  • 代々木ゼミナール個別指導スクール講師 菅野 祐孝 先生
  • [2016/9/30]

2学期からの受験勉強は、これまでの基礎中心から得点力を高める実戦的な学習にシフトする必要がある。
ここでは「英語・数学・国語」に引き続き、実戦力養成期にあたる9月中盤から12月に至る約3か月間の「理科&地歴公民」の学習戦略についてアドバイスする。
また、受験勉強も後半戦に入ってくると基礎固めが終わらず勉強は継続してやってきているのに成績が伸びず、自分の学習法に戸惑いを感じる受験生も少なくない。
そこで、科目別に典型的な伸び悩みのケースをいくつか挙げ、何が原因で得点力の向上を阻害しているのか具体的な解消のためのアドバイスも贈る。

秋からの学習総まとめ

問題演習の量をこなして
既習分野の知識を確認する


 「日本史の2学期」はまさに「問題演習の季節」といってよい。1学期に学習した内容もそろそろ忘れかけてきているし、夏休みに頑張った文化史の知識も逃がしたくはない。2学期には新しい学習分野も含めて、これまでに学んだ内容を一気に問題集で総整理し、知識の再確認を図りながら、万全な復習態勢を整えて実戦力を養成しよう。問題演習といってもセンター試験対策と私立大対策では使う問題集も異なるし、国公立大2次対策ともなれば論述演習が必要となるなど、志望校に応じて演習スタイルも異なってくる。センター試験対策では正誤問題の強化、私立大では選択・記述問題、論述対策では20字程度の短文から400字程度の本格的論述を重点的に攻略しよう。志望校の過去問を調べて傾向をさぐり、それに見合った問題演習を積めば、得点力は必ずアップする。

秋からの学習ポイントはココ!

■ センター対策としては正誤問題を集中的に解く
■ 私立大合格突破のためには実戦問題の量をこなす
■ 論述問題は原稿用紙に書いて先生に見てもらう

2月期学習のフローチャート

問題演習の量をこなせば実戦力
&得点力は確実にアップする!


 教科書学習と並行して要点をサブノートにまとめたあとは、問題演習に専念しよう。
①センター対策としては何といっても正誤判定問題に強くなること。特に誤文の場合は、どこがどう間違っているのかを吟味しながら「考える学習」を重ねること。
②私立大対策では1冊を何度も繰り返すのではなく、何冊もの問題集にチャレンジしたほうが実戦力アップにつながる。難問は、先に答えを見てそのまま覚えるのがコツ。
③国公立大2次対策としては、原稿用紙を用意して書く練習を積むのが効果的だ。書いた文章は先生に見せて添削してもらおう。
④過去問研究は11月からでも間に合う。それまでに問題演習を徹底的に積み重ね、実戦力をつけること。

ケース別徹底指導! 伸び悩み解消アドバイス

Q Case1
勉強はしているのですが、
定期テストや模試では点が取れません。

A どのように出題されるかを
問題集から教わろう


 教科書学習とサブノート整理をしていながらテストで点が取れない人は、決まって問題集を解いていないか問題慣れしていない人です。例えば「菅原道真」は知っていても、それがどのように出題されるかを知らないのです。「遣唐使の廃止を建議した人は誰か」と出るかもしれないし、「901年に大宰府に左遷された右大臣は誰か」と出るかもしれません。どのように出題されてもいいように万全の態勢を固めるには問題演習は絶対に欠かせません。

Q Case2
用語集の語句は頻度的には
どこまで覚えたらいいのですか?

A 用語集の語句を覚えること=
受験勉強という考え方はやめよう


 この質問は実に多くの受験生から寄せられます。用語集には頻度が数字で記されていますが、歴史の流れを理解する上での重要度を示す一指標にすぎません。センター試験でも頻度が少ない語句が出ているので、頻度がそのまま出題傾向に比例するとは限りません。ましてや「低頻度のマイナーな語句を覚える=難関大合格」などというイメージはまったくの誤りです。基礎的問題を確実にクリアしていけば、どんな難関校でも確実に合格できるのです。

Q Case3
語句選択や記述問題は得意なのですが、
正誤判定問題が苦手です。

A 用語だけではなく
背景や因果関係も吟味しよう


 歴史名辞を求める問題も出題されますが、背景や因果関係などを求める論述や正誤判定問題に対しては一問一答学習では歯が立ちません。単語暗記ではなく内容理解に重点を置いた学習をしていないと、全部が正文に見えたり誤文に思えたりするので、どうしても敬遠しがちになってしまいます。ここから脱却するには、教科書学習を進める際に、マーカーを引くだけの用語暗記よりも歴史の流れに重点を置いた内容中心の学習に切り替えましょう。

伸び悩み解消のための学習チェック!

この記事は「螢雪時代(2016年10月号)」より転載いたしました。

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