page_top

【英語】過去問を徹底的に演習して「知っている」から「解ける」に

  • [13科目別] [ストップ!伸び悩み!!]秋からの学習ポイント総まとめ
  • 市川学園中学・高等学校 佐々木 欣也 先生
  • [2016/9/21]

秋からの学習総まとめ

過去問を徹底的に演習して
「知っている」から「解ける」に


 秋からの勉強法の最大のポイントは、「夏までにインプットした知識をアウトプットする訓練」の徹底である。そして志望校の「過去問」が、きみの知識を“得点力”や“合格力”に変換する案内役となる。「もう2度と出題されない過去問をなぜ解くのか?」。その答えは「敵を知り、その攻略法を探るため」に他ならない。まずは、志望校の過去問を徹底分析し、その問題の特徴を知ることが大切だ。「出題形式(客観式か、記述式か)」「難易度」「時間配分」などの情報を知り、それらの情報を元に、類似タイプの問題を時間を計りながら何度も繰り返して練習しよう。
 また、これと同時並行で、模擬試験を積極的に活用して、夏までに学習済みのところを振り返りながら、定着していない知識や苦手分野を把握し、弱点を補強することも欠かさず行うようにしよう。

秋からの学習ポイントはココ!

■ 暗記中心から演習中心の学習にシフトする
■ 過去問を時間を計って解き傾向や難易度を分析する
■ 志望校と同レベルの問題集で演習量を増やす

2月期学習のフローチャート

過去問をナビゲートして
自分の弱点を把握せよ!


①最新の入試問題を2~3年分解き、自分の弱点を克服しよう。具体的には、自分の得点率が低かったところ、時間がかかったところを分析し、今の自分に足りなかったものを客観的に把握することが何よりも大切だ。
②過去問と類似タイプの問題集を使って、各問題形式に対応した解法を知り、スピードを意識して問題演習しよう。それと同時に、過去問を解いた際に発覚した自分の弱点を補強するために基礎知識を確認することも忘れずに行うこと。その際には、新しい問題集に手を出すのではなく、自分が今まで使ってきた問題集を使って復習すること。
③最後は過去問を徹底的に演習しよう。復習する際には「なぜ間違ったのか」「なぜそれが正解なのか」を人に説明できるくらい徹底すること。

秋から伸びる学習戦略!

センター試験対策

読解中心の勉強を意識して
読解スピードを向上させる


 センター試験では第1問・第2問は、発音・語彙・文法・語法等の知識を試す問題で、全体配点の29%であり、読解問題(第3問~第6問)が全体配点の71%を占める以上、文法問題集「だけ」を解いていては自滅行為となりかねない。配点が高い第3問以降で得点できない限り、高得点をたたき出すことは難しい。
 そこで、センター試験をはじめとして長文問題では超長文化が見られるので、制限時間内に解き終えるためには、返り読みをしないで、英語の語順のまま読み進む「直読直解力」の習得が不可欠である。例えば、関係代名詞を見たときに、後ろから戻って訳すのではなく、「I know(私は知っている)/a girl(女の子を)/who(その女の子は) /can speak Spanish.(スペイン語を話せる)」のように、先行詞を関係代名詞に代入して前から読み進められるように訓練するとよい。

国公立2次・私立大対策

論理展開を意識しながら
文章の流れをとらえる


 国公立2次では、単語と文章の難易度がセンター試験に比べて各段に上がる。よって、普段から「ただなんとな~く日本語に訳しながら読む」のではなく、「筆者の主張」を考えながら読むように心がけよう。具体的には、文と文との関係性(対立・反復・因果関係)を意識しながら文章の骨組みを見抜く訓練が必要となる。論理展開を表す表現「may A but B(A=譲歩、B=主張)」「A while B(AとBは対比)」を意識し、文章の流れをとらえる習慣をつけること。記述問題では、実際に答案を作成して、模範解答と自分の答案との溝を考え、自分の答案の過不足を発見しよう。普段習っている先生に添削してもらうとよい。
 私立大では、模擬試験ではまったく見かけない形式の問題が出題されることがあるので、「志望校が求める学力」を把握して、できる限り過去に遡って過去問の演習量を増やすとよい。

夏を後悔… 秋からの本格学習に出遅れた!

過去問演習と基礎力確認の
並行学習で実力伸長を図る


 「まだ基礎が固まっていない」ことを理由に過去問演習を避けて、基礎問題ばかり解いている人を見かけるが、それでは受験に間に合わない。逆に基礎力が固まってもいないのに難しい問題ばかり解いても実力はつかない。受験本番の日から逆算して、優先順位を考えながら学習計画を立てること。あれもこれも全部やろうとせず、過去問を分析して「一番出題頻度が高い分野」と「自分が一番苦手な分野」から勉強していくしかない。「急がば回れ」のことわざ通り、時間がないこの時期だからこそ、「過去問演習」と「基礎力の充実」を同時並行で実行していくこと。

ケース別徹底指導! 伸び悩み解消アドバイス

Q Case1
問題の正答率が思うように上がりません。
どう復習すればよいですか?

A 間違いを分類して
反省文を一言メモするようにしよう


 間違いには必ず原因があります。その原因を徹底的に自己分析しましょう。主な例としては、①単語力・熟語力などの知識が足りなかった(知識不足)、②時間が足りなかった(時間配分の失敗)、③馴染みのないテーマだった、または抽象的すぎて理解できなかった(国語力の問題)、④自分勝手な思いこみ・勘違いによる誤読(内容の理解不足)、⑤ひっかけの選 択 肢 にひっかかってしまった(設問処理・注意力の不足)、などが考えられます。

Q Case2
読むのが遅いです。
読解速度を上げるにはどうすればいいですか?

A 「直読直解」と「緩急をつけた読解」をして
読解速度を上げよう


 まずは毎日「音読」をして英語の語順のまま左から右に読めるように訓練しましょう。そして文章を読む際、すべての文章を同じ速度や同じ密度で読むのではなく、緩急をつけて読むことを心がけることです。つまり、大事なところ(第1段落や筆者の主張)と、そうでないところ(具体例や譲歩など)、「文章の強弱」を見抜きながら読み進めるわけです。具体例などの比重が軽い部分で読む速度を上げれば、自ずと読む速度は上がります。

Q Case3
長文が長くなると話を見失ってしまいます。
何かコツはありませんか?

A 「段落を1つ読み終えるごとに
要点を脇にメモしよう


 話を見失うのは道に迷うのと同じで、自分の現在地がわからなくなっているからです。それを防ぐ手段として、第一段落は丁寧に読み、情報をすべてインプットするように心がけましょう。そして、原則として英語は「1パラグラフ・1テーマ」で書かれているので、段落を読み終わるごとに、読解を一時停止して、その段落の内容を振り返る癖をつけるのです。そして各段落の脇に「一口メモ」をとりながら読み進めれば話を見失わずにすみます。

伸び悩み解消のための学習チェック!

この記事は「螢雪時代(2016年10月号)」より転載いたしました。

蛍雪時代

螢雪時代・7月号

国公立大&難関私立大合格!のために読む雑誌

先輩合格者の「合格体験記」、ベテラン予備校講師の「科目別アドバイス」をはじめ、センター試験関連情報 や大学入試の分析&予想など、お役立ち情報満載の月刊誌。志望校・合格へあなたをサポートします。

「螢雪時代」のご案内は、こちら

[13科目別] [ストップ!伸び悩み!!]秋からの学習ポイント総まとめ 記事一覧

記事一覧に戻る

科目別 予想と対策 記事一覧

科目別 予想と対策 記事一覧に戻る

今月の入試対策

supported by螢雪時代

大学を比べる・決める

My クリップリスト

0大学 0学部 クリップ中