
高度な専門知識・技術と豊かな人間性
職業的倫理観を兼ね備えた専門職業人を養成
東北大学は1907年の建学以来「研究第一主義」「門戸開放」「実学尊重」を理念としています。医学部保健学科は、この精神に基づき高度な専門知識・技術と豊かな人間性、職業的倫理観を兼ね備えた専門職業人の養成と常にしなやかな感性の基に科学する心を忘れず、将来国際的に通じる学際的、創造的研究のできる素地を磨くことを使命としています。
保健学科は1913年東北帝国医学部専門部付属医院看護婦養成所に端を発し、1973年、医療技術短期大学部(看護科、診療放射線技術科、衛生技術科)が設置され、2003年、4年制の保健学科としてスタートしました。また、今年4月には修士課程が設置され、さらに2010年4月をめざし博士課程開設の準備を進
めています。
■東北大学医学部保健学科の特徴
保健学科は医学系研究科に併設された学部です。私たちが学ぶ星陵キャンパスはリサーチマインドを持った研究者やその道のエキスパートたちが活気に満ちたディスカッションを展開し、リサーチコミュニティを形成しています。保健学科の学生は常にこのような風土の中に身を置き勉学に励んでいます。
保健学科は看護学専攻、検査技術科学専攻、放射線技術科学専攻の3専攻からなる学科です。看護学専攻は、実践科学である看護をエビデンスのもとに対象者に提供できる実践能力の高い専門職業人の養成、大学院では看護の特定領域(がん看護、小児看護、母性看護等)でリーダー的役割を果たす専門看護師の養成、さらに国際的に通じる看護学研究者の養成を目指しています。放射線技術科学専攻は、急速に進歩する画像診断・放射線治療に対応できる診療放射線技師の養成はもとより、大学院教育を通しより専門性の高い医学物理士の養成、放射線医学中での技術開発研究や臨床研究のできる研究者の養成を目指しています。検査技術科学専攻は臨床検査技師の養成のほかに、生命科学の基礎を学び大学院教育通し、生命科学領域の研究者の養成を目指しています。
保健学科の学習支援の特徴として「学生とのつながりの強化」を図っています。一つが全教員のオフィスアワーの公開です。また、少人数担任制度を設け、1〜4年までの学生を全教員が受け持ち、学生の学習面、生活面のサポートにあたっています。Webを使っての連絡、授業資料の配信などその利用範囲が確実に拡大しております。
■将来
キャリアアップ志向の高い学生が多く、東北大学の他学部と同様に大学院進学者が多くなっています。検査技術科学専攻ではおよそ半数が大学院進学を希望し、本学が志向する学部・大学院の6年一貫教育が実現されつつあります。また看護学専攻においては一旦臨床実践を行い、専門看護師や研究者となる道を志向し、大学院への入学を希望する傾向にあります。学生たちは将来の道を自分で切り開く力を学部時代に培い、将来に向かってキャリアを積み上げていきます。ワークライフバランスを考えながら、夢を実現していくことを期待しています。
東北大学
医学部保健学科長
吉沢 豊予子先生
(よしざわ とよこ)千葉大学大学院看護学研究科博士課程修了。博士(看護学)。専門はウィメンズヘルス看護学で、女性、特に更年期女性の健康と援助について研究を進めている。『女性の看護学(メデカルフレンド社)』『更年期のケアー女性の健康と看護(中央法規出版)』など多数の著書がある。
