2013年推薦・AO入試の基礎知識

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面接


志望動機や将来の進路の質問では「ヤル気」を示す。学科・専攻関連質問では適性を、口頭試問では解答へのプロセスを重視!

個人面接とグループ(集団)面接がある

面接は、推薦入試やAO入試の最終関門である。
 面接には、個人面接とグループ(集団)面接がある。個人面接は受験者1名に対し、面接者2~3名、または1名で行われる。グループ面接は受験者2~3名、または4~6名に対し、面接者1~2名、または3~4名で行われる。
 個人面接では、面接者から一問一問質問される。
 グループ面接では、個々に同じ質問が繰り返されたり、あるテーマについてグループ討議させられたりする。最近,グループ面接を実施する大学・学部が増えてきている。
 面接時間は、個人面接が5~30分程度、グループ面接が20~60分程度となっている。
 面接はふつう、「面接カード」(図表14参照)の記入から始まる。質問はこの面接カードや出願時に提出した調査書・志望理由書の内容に基づいて行われる。また、AO入試の面接(面談)では、大学側の入学者受入方針(アドミッションポリシー)による「期待する学生像」の視点から審査されることになっている。

図表13 ● 面接の基本パターン、図表14 ● 面接カード(例)

志望理由・将来の進路・高校生活の思い出は必ず聞かれる

具体的な質問例面接の質問内容は、一般質問と学科・専攻に関する質問、口頭試問(小論文関連質問を含む)のおよそ3つに大別される。最近、口頭試問や小論文関連の質問が多くなっている。
 一般質問では、志望動機・志望理由、将来の進路と希望、高校生活の思い出についての3つの質問は必ず聞かれる。これらの具体的な質問例は、右記の通りである。
 これらの質問・応答を通して、学問・研究に対する意欲や資質、人物・人間性、判断力や表現力などが総合的にチェック・確認される。特に志望動機・理由の質問では、動機の具体性、目的意識の強さ、学部・学科内容の理解度などがもっとも重視される。
 学科・専攻関連の質問では、各専門分野や一般常識などについて問われる。たとえば、経済学部ではグローバリゼーション、所得格差、TPP加入問題、消費税率引き上げなど、医学部では再生医療、臓器移植、遺伝子治療、感染症、放射能汚染対策などである。
 これらの質問・応答を通して、学習・研究に対する意欲や資質、学科・専攻に対する適性などが見られる。

口頭試問は解答へのプロセスを重視

口頭試問は、面接者が学科・専攻に関連する質問を出し、受験者はその場で答えるものである。工学部や理学部など理系の大学・学部に多い。
 質問は学科・専攻関連の基礎的な知識や常識を問うものや、面接の前に実施した小論文や学力試験に関連するものだ。また、図や写真、グラフを示して質問したり、簡単な計算や実験をさせたり、計算などの場合、黒板やホワイトボードを使用したりもする。
 これらの問答や作業・態度を通して、受験者の素質、適性や意欲を多角的にとらえようとするのが大学側のねらいである。ここでは、解答結果よりも、解答に至るまでのプロセスが重視される。

面接者3名中2名がD判定以下なら不合格

図表15は、私立B大学国際関係学部の「推薦入学選考(公募制)面接所見」である。「1.高校生活について」「2.大学生活について」「3.国際関係に関する関心・知識について」の3項目で、それぞれ目的、観点、評価(5段階)が設けられていることがわかる。
 さらに、図表16は私立C大学医学部の面接基準である。この場合もやはり5段階評価で、A=10点、B=7点、C=5点、D=3点、E=1点と換算し、面接者3名で総合評価30点満点。このとき、面接者3名のうち2名がEかDかの評価をした場合、調査書や小論文の成績がよくても不合格となるケースがある。

図表15 ● 推薦入学選考(公募制)面接所見(例)、図表16 ● 面接評価基準の例

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