2013年大学一般入試の基礎知識

  • 国公立大[個別試験]

    受験機会は「前期」「後期」の大きく2回。試験科目の傾向にも要注意

    センター試験後、2013年1月28日からいよいよ国公立大の個別試験(2次試験)への出願が始まる。
     今年は国公立合わせて494,813人の志願があった。ここでは、『螢雪時代』の読者の多くが挑戦する国公立大2次について予習してみよう。

  • 受験に欠かせない「選抜要項」と「募集要項」

    国公立大は、センター試験および個別(2次)試験の教科・科目、配点、募集人員などが記載された「選抜実施要項」を7月末までに発表することになっている。
     受験に必要なあらゆる情報が載っていて、前年度からの変更点などにも触れていることもあるので必ず目を通そう。
     「募集要項」の方は、11月から12月中旬頃にかけて配付される。こちらには受験の際の注意点がくわしく書かれており、出願に必要な書類も含まれているので志望大学のものは必ず早めに入手しよう。
     募集要項は大学・学部が指定する要項請求先に請求すれば誰でも入手可能だ。

  • 前期日程と後期(中期)日程の関係

    国公立大では、2次の定員を前期と後期に分けて募集をする(一部の公立大では中期日程も実施)。これを「分離分割方式」と言う。前・中・後期でそれぞれ1校のみ出願が出来るので、2回もしくは3回の受験チャンスがあることになる。
     教科ごとの学力試験が主流の前期日程試験は来年2月25日から、総合問題や小論文、面接試験などが主流の後期日程試験は3月12日から実施の予定だ。
     近年は、一般入試での募集が「前期のみ」の大学・学部が多く、難関大や医学部を中心に毎年増える傾向にある。逆に、ごく一部で「後期のみ」を実施したり、「新たに前期」を実施する大学もあるので注意しておこう。
     来年新たに「前期日程のみ」に変更する大学は、弘前大、山形大、筑波大、群馬大、横浜国立大、静岡県立大、愛知教育大、名古屋市立大、大阪大、神戸大、岡山大など。新たに「後期日程」も実施する大学には、岐阜大、愛知教育大、大阪教育大、岡山大、広島大、九州大、熊本大などがある(学部・学科名等は下記参照のこと)。
     これ以外にも、「新たに前期日程も実施する」横浜国立大-理工(化学・生命系=バイオEP)や、「新たに一般入試(前期日程のみ)を実施する」滋賀大-経済[夜]などがある。
     さらに、日程変更以外でも新増設や改組の予定もある。北海道教育大の複数学部化(函館校=教育学部→国際地域創造学部、岩見沢校=教育学部→芸術・スポーツ文化学部)や、佐賀大経済学部の3課程への再編などが注目される。


    2013年入試から「前期日程のみ」で実施する大学、新たに「後期日程」も実施する大学

    国公立大一般入試日程
  • 個別試験科目の傾向について

    くわしくは選抜要項で確認してほしいが、ここではざっと2次科目の傾向について触れておこう。
     「外国語」は英語I・II・リーディング・ライティングが中心で、オーラル・コミュニケーションを加える大学もある。センター試験の英語でリスニングが実施されているので、2次でリスニングを課す大学は減少傾向にある。
     「数学」は、文系では数I・II・A・Bが主体で、数Bでは数列・ベクトルがよく指定される。理系は数I・II・III・A・B・Cで、数Bはやはり数列・ベクトル、数Cでは行列とその応用・式と曲線の指定が目立つ。
     「国語」は国語総合・現代文を主体に古典を加える大学もある。
     「理科」は物理・化学・生物の各I IIが多く、Iは全科目必修だがIIは必須項目と選択項目に分かれる。
     「地歴・公民」は日本史・世界史・地理の各B科目が主体。

この記事は「蛍雪時代(2012年4月号)」より転載いたしました。   

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