大学受験「旺文社パスナビ」トップ合格サポートトップ>センター出題予想&高得点への対策法
河合塾 吉田 泰史 先生
長年にわたり全統マーク模試の出題・監修プロジェクトを担当。他の大手予備校の政経模試の問題作成にも参加。現在、投資家として現実の経済と格闘中しながら、世界経済を研究中。
20年センター試験はこうなる!?
 19年は大問数が18年から2問減って6問となったが、設問数は18年と同じく36問であった。また、出題も18年と同様に知識中心の設問となっており、平均点(17年70.22点、18年57.11点、19年50.31点〔大学入試センター発表〕)も引き続き低下した。20年もこうした知識重視の出題傾向が続くだろう。

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大問別 20年の出題を徹底予想!
教科書レベルの知識が
全範囲にわたって幅広く問われる
大問別平均点(過去2年分の配点と平均点)
【第1問】
日本国憲法と民主政治   19年…配点 22/平均点 11.2
現代に生きる私たちの課題(1)   18年…配点 14/平均点 7.4
【第2問】
国際経済   19年…配点 14/平均点 6.9   18年…配点 14/平均点 7.1

【第3問】
青年期   19年…配点 17/平均点 10.9
日本国憲法と民主政治(1)   18年…配点 11/平均点 6.0
【第4問】
国民経済と国民の福祉   19年…配点 14/平均点 7.7
国際政治   18年…配点 14/平均点 7.9
【第5問】
国際経済   19年…配点 16/平均点 8.7
日本国憲法と民主政治(2)   18年…配点 14/平均点 9.2
【第6問】
現代社会の特質と私たちの課題   19年…配点 17/平均点 9.6
現代に生きる私たちの課題(2)   18年…配点 11/平均点 8.1
【第7問】
現代に生きる私たちの課題と現代社会の特質   18年…配点 11/平均点 8.1
【第8問】
現代の経済   18年…配点 11/平均点 8.1
※「大問別平均点」は旺文社の集計による数値
第1問 環境・公害問題
環境問題を念入りにチェックしておこう
 19年には、現代社会特有の分野のうち、「青年期」と「現代社会の特質」に関する分野からの出題があった。そこで20年には、それ以外の分野からの出題が予想される。地球温暖化問題がサミットで議題として取り上げられるなど、地球環境問題に対する関心が高まっている。地球環境問題や公害問題についてきちんと知識を整理しておこう。
ズバリ予想
地球環境問題
 18年と19年には、地球環境問題についての出題はなかった。したがって、20年には、地球環境問題の分野からの出題が予想される。外部不経済や排出権取引の仕組みなどとの関連を踏まえ、問題の理解を深めておこう。
第2問 国際政治
国際連合を中心とした知識が狙われる
 国際関係の分野は毎年必ず出題される。19年には、国際経済の分野からの出題はあったが、国際政治の分野からの出題はなかった。したがって、20年には国際政治の分野から出題される可能性が高い。国際連合を中心とする国際政治の枠組み、第二次世界大戦後の国際社会の動向、近年の地域紛争への日本の関与などを確認しておこう。
第3問 労働問題・雇用問題
少子高齢化と関連づけて整理しておこう
 19年には、労働問題の分野については、資料の読み取り問題が出題されただけである。18年もこの分野についてまとまった出題はなかった。したがって、20年には、労働問題や雇用問題の分野からの出題が予想される。大問として出題されなくても、日本経済の動向に関する大問の中で、個別に問われる可能性は高い。この分野に関する基本的な知識はきちんと確認しておく必要がある。
第4問 憲法分野
人権保障についての出題が予想される
 毎年必ず憲法の分野からの出題がある。19年には、国会・内閣・裁判所など統治機構の分野についてまとまった出題があったが、人権に関する設問は1つしかなかった。したがって、20年には、統治機構以外の、日本国憲法の人権規定や民主政治の基本原理などの分野からの出題が予想される。
第5問 日本経済
市場機構とその限界をしっかり理解しておこう
 18年も19年も市場メカニズムや財政・金融政策についての出題はなかった。したがって、20年には、経済理論の分野からの出題が予想される。この分野は、単なる知識の暗記ではなく、理解を踏まえた知識の整理が必要である。大問として出題がないとしても、経済分野の問題に付随して個別に出題されることもあるので、典型的な問題はしっかりと理解・整理しておこう。
第6問 日本経済の歩み
日本経済の歩みを整理しておこう
 戦後経済史に関する大問は、農業・中小企業問題、消費者問題、公害・環境問題など、さまざまな出題が可能である。このうち、19年には農業問題についてまとまった出題が見られ、また、日米貿易摩擦についての出題もあった。したがって、20年には、残りの分野である、日本経済史全般、消費者問題、中小企業問題などについて出題が予想される。

高得点への対策法
教科書レベルの知識を確実に押さえよう
センター対策の基本戦略
 18年と19年の本試験では、一般常識で解ける問題が激減し、一定の学習を前提とする知識問題が増加した。したがって、教科書レベルの知識を相互関係や体系を意識しながらしっかりと理解し、そのうえで整理しておく必要がある。
高得点のカギはこれだ!
<1>あれこれと新たなことに手を出さず直前期の方針は「選択と集中」!
 直前期には、あれこれと新たなことに手を出してはダメ。一度学習した知識を確実なものにすることに力を入れよう。こうした知識の定着を図る方が、学習の効率はよい。これまでに解いた問題集や模試の復習に「選択と集中」がこの時期の基本方針だ。
<2>労働問題や社会保障問題など苦手範囲をなくす努力をしよう
 センター試験では、基本的知識が広く問われる。教科書の後ろの方に書いてある分野が手薄になっている受験生も多いが、直前期にはそうした分野も最低限の基本事項だけは押さえておこう。また、労働問題や社会保障問題などの苦手範囲をなくしておこう。
<3>経済分野は理解して記憶し資料問題は問題を通じて慣れておこう
 センター試験では、理解力や推論能力が重視される。特に経済分野では、言葉を知っているかどうかではなく、その内容の理解が問われることが多い。経済分野の知識については、しっかり理解をしたうえで記憶しておきたい。なお、資料問題は、過去問や模試などで実際に問題を解いて慣れておきたい。

過去問100パーセント活用のポイント
出題傾向の「特徴」をつかんで
知識の総整理に役立てよう
 センター試験の選択肢には、一定の「特徴」がある。一般に、基本的知識によって正解を選ぶことができるか、あるいは、基本的知識に基づく消去法で正解を選ぶことができるなど、教科書レベルの知識があれば、正解を選ぶことができるように作ってある。過去問でこうした「特徴」に慣れ、今後60日の知識の総整理に役立てよう。  また、同じ内容の選択肢が繰り返し出題されている。例えば、憲法分野の選択肢は、同じ趣旨のものが繰り返し出題されている。また、高度経済成長期の社会資本整備やバブル期における消費者物価の安定など経済分野の知識ついても、同じ事項が繰り返し出題されている。これらの定番の知識については、過去問に目を通してすべて確認しておこう。
●目標点突破へのプロセス●
STEP.1 まずは平均点確保!
●重要な用語だけをピックアップし、その内容をしっかり押さえること
●実際に過去問などを解いて、教科書の知識の定着を図ること
  ↓
STEP.2 いけるぞ8割突破!
●細かな知識は切捨て、基本事項をすべてチェックすること
●今まで解いた過去問や模擬試験の間違いを見直して総復習しておくこと

  ↓
STEP.3 完全攻略で満点だ!
●愛用のテキストや今まで解いた過去問・模試を総チェックすること
●資料集などで時事問題や最新の数値などを確認しておくこと


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