大学受験「旺文社パスナビ」トップ
>
合格サポートトップ
>センター出題予想&高得点への対策法
代々木ゼミナールTVネット 菅野 祐孝 先生
BB講義のほか、『日本史Bハイレベル演習((1)(2)全2巻)』『センター日本史的中講義』(代々木ライブラリー)、『大学受験・菅野の日本史Bノート』(旺文社)、『センター試験過去問研究・日本史B』(教学社)など著書多数。
日本史Bは全6問で解答数は36個と、出題数そのものは近年ずっと定着している。新課程に切り替わったとはいえ、問題内容・時間配分ともに大きな変化はなく、写真・グラフなどの視覚資料を伴った出題も定番となった。出題形式については、大問ごとに空欄完成・正誤の4択問題を基盤に、3文の正誤組合せ問題と年代配列問題などで構成されており、この傾向は20年も変わらないだろう。また、選択肢の文章は短文が多く、客観的にも正誤の判別が容易なのが特徴である。
●過去5か年出題分野&20年予想
《←ここをクリック!》
大問別平均点
(過去2年分の配点と平均点)
【第1問】
テーマ史
19年…配点 12/平均点 9.9 18年…配点 12/平均点 7.9
【第2問】
古代史
19年…配点 18/平均点 13.4 18年…配点 18/平均点 8.1
【第3問】
中世史
19年…配点 18/平均点 10.7 18年…配点 18/平均点 10.4
【第4問】
近世史
19年…配点 17/平均点 11.5 18年…配点 17/平均点 9.5
【第5問】
近代史
19年…配点 12/平均点 7.9 18年…配点 12/平均点 7.2
【第6問】
近現代史
19年…配点 23/平均点 18.3 18年…配点 23/平均点 15.9
※「大問別平均点」は旺文社の集計による数値
第1問 テーマ史
テーマは斬新でも設問は平易
第1問は1つのテーマに焦点を当て、原始・古代から現代までを通史的に概観する問題が出る。19年は学習指導要領でうたわれている「資料を読む」「資料にふれる」という観点から文化財の保護に関する出題を見たが、「日本人の生活と信仰」「日本列島の地域的差異」なども重要なテーマとなっており、写真・地図などを伴った出題が予想される。
第2問 古代史
政治・社会経済・文化の融合問題が必出
古代史では、律令時代の政治を基軸として、荘園の発達や武士の台頭などの社会・経済史を関連づけた出題が予想される。選択肢の中には文化史の知識を試す文章も並ぶだろう。なお全般的傾向として、近年、原始時代は敬遠される傾向がある。たとえ出題されたとしても教科書本文に掲載されているような「超」基礎的事項に限られ、しかもそれがリード文や選択肢の内容の一部に部分的に散見されるにすぎないだろう。
第3問 中世史
室町時代の政治と外交に注意!
鎌倉時代と室町時代からの出題であるが、19年は鎌倉時代に重点が置かれ、政治と仏教に焦点があてられた。20年は政治史では室町幕府の組織や守護大名との抗争事件、外交では日明・日朝・琉球貿易とアイヌとの対立抗争などが要注意である。また、鎌倉〜室町時代の産業など、社会経済史に関する出題も予想される。史料問題では、地下掟を提示して、当時の惣村のあり方に関する出題や、土一揆関係の問題も頻出である。
第4問 近世史
政治・経済・文化など全ジャンルからの出題
安土桃山時代では、秀吉の政策・外交がポイントとなる。江戸時代は政治史はもちろん、社会経済史や文化史など、出題テーマが盛りだくさんである。外交では鎖国形成の経緯を含めた江戸初期外交と、列強の接近と鎖国の崩壊過程が2本柱となる。19年は人物を中心とする出題であったが、20年は標準テーマに戻るだろう。「村と町の人々の生活」などの新しい視点からの出題にも注意が必要である。
第5問 近現代史
明治時代は政治と外交がヤマ!
明治時代では、維新期の近代化政策と近隣外交・朝鮮半島の動向と日清・日露戦争、日露戦争後の国際社会などがテーマとなるだろう。条約名とその主な内容を整理しておくとよい。大正時代では、2度の護憲運動と内閣と関連事項、昭和にかけては連続する恐慌など経済史(戦時中の経済統制も含む)に注意が必要である。文化史では、自然科学・人文科学などの研究者とその業績の組合せ問題などもよく狙われる。
第6問 近代史
戦後史は高度成長期が頻出!
戦後史では政党の復活と政党政治の開始、メーデーや労働運動の展開など社会史に関する出題も多い。また、高度成長期に関する出題はほとんど毎年のように出題されているので、開放経済体制への移行や公害問題の発生、国民生活の質的変化などを確認しておこう。外交では、サンフランシスコ平和条約と日米安全保障条約、日ソ共同宣言、日韓基本条約、沖縄返還協定、日中共同声明あたりがヤマ。
センター対策の基本戦略
教科書と過去問を併用した学習をお勧めする。苦手とする分野に対しては、「わかる」まで何度も教科書を熟読吟味して、理解を自分のものにしよう。単語暗記より内容理解が重要である。次に、過去問を解いて出題形式や難易・時間配分などを体感しよう。
<1>単語より、文章全体を理解・マスターせよ!
一問一答のような単語暗記に重点を置いても得点力は意外に伸びてこないものだ。問題集などで間違えてしまったところは、教科書に立ち返えってその部分をもう一度読んでみるといい。そして歴史名辞を暗記するより、文章全体をマスターした方がよい。
<2>教科書・図版集を利用して、写真・図版をチェックしよう!
文化史については教科書掲載の写真はすべてマスターしておくことが第一で、余力があれば市販の図版集に目を通しておくとよい。また、文化的遺構の所在地や合戦の発生場所などは、教科書と図版集を併用して確認しておこう。
<3>曖昧な知識はすぐに確認して、確実な知識に変えていこう
試験では「うろ覚え」は通用しない。それをなくすためには、ちょっとでも気になることがあったらすぐに調べて確認するという姿勢が大切だ。条坊制と条里制、警視庁と警察庁など、まぎらわしい名辞などは特に念入りに整理しておかなければならない。
解説の充実した過去問題集を
1冊は完璧に仕上げよう
大学入試センターは「過去問の重複出題もありうる」と公表しているので、過去問の演習は欠かせない。最低でも過去5年分の問題に目を通そう。教学社の『センター試験過去問研究』は過去18年分が収録された優れモノなので、この1冊を完璧に学習すれば、過去問対策としては万全と言える。
その際、単に答えが合えばいいというのではなく、正誤問題の場合には、どこが間違っているのか、どう直せば正文になるのかを考えながら学習しよう。そこに実力アップのカギが隠されている。それを助けてくれるのが問題解説だ。したがって解説内容が充実しているものを選ぼう。また、実際の試験は60分であるが、1回分30分を目標に解く練習を積めば、時間的な余裕も生まれるはずである。
●目標点突破へのプロセス●
STEP.1 まずは平均点確保!
●教科書の本文を熟読吟味して、基礎的な歴史名辞は確実にモノにしておくこと
●図版集に目を通して、代表的な文化財については名称と作者、文化名をセット化して暗記しておくこと
↓
STEP.2 いけるぞ8割突破!
●教科書本文+欄外の註まで読み込んでおくこと
●過去問を活用して、史料問題に対する勘を養っておくこと。史料文中に登場する人名や年号などから、その史料が何に関するものであるかをつきとめられるようにしておくこと
↓
STEP.3 完全攻略で満点だ!
●得点差が大きく出る近現代史を確実にモノにしておくこと。1980年代あたりまではどんな問題でも答えられるように問題演習をしておくこと
●過去18年分の問題を完璧に仕上げておくこと
大学受験「旺文社パスナビ」トップ
>
合格サポートトップ
>センター出題予想&高得点への対策法