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秋からの受験勉強の決め手
これからは時間との戦い。
効率を意識した学習で、合格へと突き進もう!
学習の目標とスケジュール 残った時間を最大限活かして
得点力の向上を目指そう!
 秋からの受験勉強の最大の目標は、これまでに身につけた基礎力を入試問題で得点する力=「得点力」に高めていくことだ。本番までの残り時間を最大限に活かせる効果的な戦略を立て、得点力を磨き上げていこう。学習スケジュールの目安は以下の通り。
 まず、9月から11月中までは入試問題を中心としたさまざまな問題を解いて、幅広い得点力を身につけよう。次に、12月に入ったら学習内容をいったんセンター対策に絞って、過去問や予想問題の演習を繰り返したい。そして、センター試験後は受験する国公立大や私立大の過去問に時間の許すかぎりあたって、本番で実力を出し切って合格を勝ち取るための最終調整をしよう。また、特に現役生は理科と地歴・公民の対策が遅れがちなので、時間切れにならないよう早めの対策を心がけてほしい。
秋から大きく実力アップ
1:問題演習
 <問題演習で得点力を磨こう その量と質が合否を分ける>
 いくら基礎力が身についていても、本番の試験で得点できなければ意味がない。そこで、基礎知識を的確に応用して入試問題の正確を導く「得点力」の養成が課題となるわけだが、そのための最も効果的な学習法が「問題演習」だ。まず入試問題集などを用意して、自分に合ったレベルの問題から演習を始め、徐々に志望校のレベルにアップさせていこう。
 しかし、ただ多くの問題にあたって、答え合わせをするだけではダメ。何の知識がどんな形で問われるのかを意識しながら問題を解き、その後は解説を読んで正しい解答プロセスや不足した知識をきちんと確認するようにしよう。これからの問題演習の"量と質"が合否を分けるといっても過言ではない。
2:過去問
 <志望校の過去問を演習して出題形式・傾向をつかもう>
 センター試験や各大学の入試問題には、それぞれ異なる出題形式や傾向がある。そうした個別の特徴をチェックして効率的な受験対策を進めるための必須アイテムが、これらの「過去問」だ。ある程度、標準的なレベルの問題が解けるようになってきたら、志望校の過去問にも積極的に取り組もう。  過去問の取り組み方のポイントとしては、最初はあまり時間を気にしなくてもいいのいで、じっくりと考えながら問題を演習し、傾向に即して各分野の穴を埋めていくように心がけよう。そして、受験が近づいてきたら、時間を計って各科目の問題全体を制限時間内に解答するトレーニングを積み、時間配分のコツなどをマスターするようにしたい。
3:得点戦略
 <合格点の確保を目指して、より伸びるところを重点対策>
 受験勉強のタイムリミットは刻一刻と迫ってくる。その限られた時間の中で、全分野を完璧に仕上げることは不可能に近い。しかし、入試で満点を目指す必要はない。合格最低点を突破すればいいのだ。
 そこで、各大学から発表される例年の合格最低点(一般に満点の6割前後が多い)や過去問をチェックして、これからの学習で、どの科目・分野の得点力をどのくらい伸ばして合格点を確保するのかという「得点戦略」を検討しておきたい。また、その際は、自分の得意・不得意に過度にこだわらず、残った時間でより得点の伸びが期待できるところを重点的に対策することを考えよう。得意分野の方が、短時間で効率的に得点を伸ばせることも多いのだ。
4:模擬試験
 <学習のペースメーカーとして模擬試験を有効活用しよう>
 来年の入試で確実に合格を手にするためには、自分の実力が志望校のレベルにどの程度近づいているのかを、たびたび確認しながら受験勉強を進める必要がある。そのために有効活用したのが前述の過去問、そして2学期以降に数多く実施される「模擬試験」だ。積極的に受験して自分の到達度をチェックし、学習のペースメーカーとして役立てよう。
 しかし、模試を受けて、ただ合否判定などの結果に注目するだけではもったいない。受験後は解説をじっくり読んで復習し、自分に足りない知識を補おう。そして、できなかった問題は自力で解けるようになるまで何度でも解き直して、次の模試で同じ失敗を繰り返さないようにしておくことだ。


受験勉強が遅れている場合どうする?

●基礎固めが終わっていない人
 いくら基礎固めが遅れているといっても、いつまでも基礎固めをしている余裕はない。基礎力に不安のある人は、これから2学期が始まるまで、夏休みの残り時間でできる範囲の学習内容に絞って基礎固めに取り組もう。そして、2学期以降はなるべく早めに問題演習を主体とした学習に切り替え、不足している基礎力は、問題演習の中で補っていくようにしよう。

●これから受験勉強を始める人
 部活動などで忙しく、いまだ受験勉強に着手できていない人は、これから巻き返しを図る必要があるが、さすがに時間的な制約は大きい。そこで、「学習戦略の最重要ポイント」を参考にして、学習効率を最大限向上させることを考えよう。合格最低点の突破に焦点を合わせて、学習内容を現在の学力や志望校の入試傾向に即して厳選し、集中対策することがポイントだ。

            この記事は「螢雪時代」9月号より転載したものです

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