現在、社会で頑張っている先輩からの
「大学受験・合格応援メッセージ」
吉川 直 さん

・上智大学/外国語学部/ドイツ語学科(卒)
・大阪教育大学教育学部附属池田高校/出身


吉川さんが、実際に使用していた参考書。

入試は「一般入試」で、受験科目は「英語」「国語」「世界史」だったそうですが、特に「苦労した」「こんな部分で工夫した」という科目は?
参考書の具体的な使い方、という部分について、後輩たちにアドバイスは?
吉川さんが受験生だった時、この時期(1月中旬〜下旬)には、どんな勉強法をとっていらっしゃいましたか?
お住まいから離れた大学を受験される時の不安のようなものはありましたか? 
大学の合格が決まった瞬間は、どんな気持ちでしたか?
入学が決まって、出身の大阪から東京に出て来られる時の不安のようなものはありましたか? 
上智大学を選ばれた理由と、大学の雰囲気・魅力について教えてください。
後輩・受験生へのメッセージをお願いします。


入試は「一般入試」で、受験科目は「英語」「国語」「世界史」だったそうですが、特 に「苦労した」「こんな部分で工夫した」という科目は?

「英語」は、高校2年で留学していたことと、英語専門の塾に通っていたので、『できる科目』でしたし、「国語」は代々木ゼミナールの講義が自分にピッタリだったので自信がありました。
 頑張ったのは「世界史」ですね。世界史の参考書で私にとって強力な味方になったのは"山川"でした。「詳説世界史研究」は、どのページに何が書いてあるかが分かるくらい使いましたね。「世界史地図」「年表世界史」も、よく使いました。
 実力チェックとしては、Z会の世界史を利用してました。すごく難しいのですが、全部完璧にこなす…というより、「へぇー、こんなこともあったのね」とマイナーな知識を得るのに役立ちました。
 なお、上智の世界史は"近・現代"がポイントでもあったので、新聞とかも、ちゃんとチェックしてましたよ。

参考書の具体的な使い方、という部分について、後輩たちにアドバイスは?

他の2科目と違って苦手だった「世界史」は、結構時間を費やして勉強しました。参考書は、「年代はピンク」「人名はオレンジ」「事件はブルー」…というように、マーカーで細かく色分けして、頭と目で覚える工夫をしました。
 どの科目の参考書でも同じだと思いますけど、一見単純な方法に思えるこのやり方は、視覚的な効果が大きいので、いいですよ。試験直前の最終チェックの時にも、マーカーチェックをした参考書をパラパラするだけでも役立ちますし、もう一つ「自分はこんなに勉強したんだ」…という自己暗示の効果もありますから。

吉川さんが受験生だった時、この時期(1月中旬〜下旬)には、どんな勉強法をとっていらっしゃいましたか?

英語は通っていた塾の教材がとてもよかったので、それを中心にしました。教材は、全てNew York Times等の英字新聞です。辞書を使わずに読み、それに関する問題を解く練習です。単語集を用いた語彙を増やす努力はしませんでした。知らない単語でも文脈の中でその意味を予測する・・・を繰り返し行いました。反対に世界史は暗記、暗記です。ただし、関連付けて覚えるようにしました。たとえば、16世紀初めのヨーロッパの出来事であれば、同時期に中国はどうだったのか、中東は?そして勢力図は?というように頭に入れていきました。特に苦手だった場所を重点的に勉強しました。

お住まいから離れた大学を受験される時の不安のようなものはありましたか? 試験 会場は東京? 吉川さんと同じように遠方の大学を受験される後輩も少なくないと思いますので、そういった面でのアドバイスがあれば…。

第一志望の大学には、ホテルから大学までの道のりを一度通うようにしました。(ただし、志望校でない大学のときは、全然違うキャンパスに行ってしまうというハプニングも。)渋谷の東急ホテルに10日間泊まりましたが、他にも受験生が数多かったので少し「私もがんばらなくては!」と元気づけられます。また、渋谷だったので、少し街を歩いてみたり・・・。

大学の合格が決まった瞬間は、どんな気持ちでしたか?

自宅で電報で受け取ったので、あまり緊張もなく「あ、合格したんだ」と思ったのを覚えています。高校生活も残りわずかだったので、高校の友達と離れるんだなぁ・・・と少し寂しかったです。

入学が決まって、出身の大阪から東京に出て来られる時の不安のようなものはありま したか? 

最初は学生会館に住んでいて同じような人がたくさんいたのですぐに打ち解けました。また学校の履修を決めたり、サークルを決めたりで、あまりにも忙しくてあっという間に6月だったのを覚えています。準備ややることが多くて不安を感じている暇はないと思いますよ。

上智大学を選ばれた理由と、大学の雰囲気・魅力について教えてください。

小学校から国立だったので、「私立のオシャレなところ(?)に行きたい…」という漠然としたことと、「ことば」について学べる学部に行きたかったということが理由ですね。
 マスコミ(雑誌社)で働いている人に、上智の外国語学部や慶應の出身が多い…と聞いたので、その辺も志望の決め手になりました。
 上智は少人数制のアットホームな雰囲気の大学です。1クラスも50人前後の構成で、顔と名前はすぐに覚えられたし、4年間クラス全員とても仲が良く楽しかったです。
 学生は女性のほうが多いので、キャンパスが明るく華やかなところも気に入ってました。
外国人の先生の授業がほとんどなので、外国語の勉強には本当にとてもいい環境ですよ。

後輩・受験生へのメッセージをお願いします。

上智大学は、卒業して数年たった今でも「あぁ、いい大学だった!」と思える素敵な大学です。マジメに勉強に取り組むことができるので、社会に出ても役立つことが本当に多いですね。また、各クラスが少人数なので、特に外国語学部、文学部、国際法学部などは、高校の時のクラスと似ています。同じクラスの人の名前はみんなたいてい知っているし、学部内の友達が作りやすい環境にあるので、卒業後も連絡をとったりと、仲が良いです。
 卒業生は、就職のほか、さらに留学したり、大学院へ進んで学問・研究を追いつづける人も多いです。留学は、アメリカに限らず、ヨーロッパ方面も多く、私のいたドイツ語学科では、音楽に関するビジネスを学ぶためにオーストラリア、ドイツへ留学する人もいました。就職は、外国語学部は、外資系企業、マスコミが多いようです。語学の先生になる人も何人かいました。
 ただ、大学卒業から数年たった今みてみると、就職後にやりたいことが見つかったり、別のチャンスがあったりで、方向転換している人が半分以上です。大学時代は勉強も大切ですが、友達を作ったり、大学外の勉強(アルバイトでの社会経験や留学、ボランティアなど)も大切にするといいと思います。
 2月からの受験中はとにかく体力・健康勝負なので、睡眠をきちんと取る、栄養のあるものを食べる。適度にリラックス(テレビをみたり、遊びにいったり)してがんばって下さい。