「センター試験」直前,これが私のサクセス法
九州大学法学部1年 馬場淳平さん(福岡県立福岡高校出身)
東京大学文科V類1年 小木曽由佳さん (東京都・白百合学園高校出身)
大阪大学経済学部1年 安藤 希さん(大阪府立三国丘高校出身)
神戸大学経営学部1年 牧野翔太さん(福井県立高志高校出身)

九州大学法学部1年
馬場淳平さん(福岡県立福岡高校出身)

「センター試験」直前,これが私のサクセス法
本番と同じ時間で問題を解き、自己採点のあと解説を読む
センター試験の成績
(自己採点結果)
総合=683点(800点満点中)、得点率=85%
*< >内は目標としていた点数
外国語(英語)
185点 <180点>
数学1(数T・A)
80点 <80点>
数学2(数U・B)
90点 <80点>
国語(国T・U)
164点 <150点>
地歴(世界史)
87点 <80点>
理科2(地学)
77点 <60点>
受験勉強のスタンスは「学校のペース」でやること
センター試験まで残り1か月。1年間の受験生活のなかでも最も重要なこの1か月を、どう過ごせばいいのか。私の体験を踏まえながら、皆さんにアドバイスしたいと思います。
 私の年間を通しての受験勉強のスタンスは、「学校(高校)のペース」でやっていくことでした。そしてそれは、センター試験直前でも変わりませんでした。私の高校では、ちょうど1か月前の12月中旬からセンター直前対策授業が始まりました。内容はどの教科も、まず本番の試験と同じ時間で問題(過去問や対策問題)を解答し、自己採点のあと先生の解説を聞き、また付属の解説を読むというやり方でした。そして、自習用に配布された対策プリントを家で解答していました。
 私は、このやり方が最適だったと思っています。特に大切なのが、「解説を読む」という行為です(間違えた問題はもちろん、正解したものも)。そして、解説を読んで「なるほど!」と思ったところは、自分にとっての新情報。アンダーラインを引くなどして、確実に理解するようにしました。もし、解説を読んでわからない箇所があれば、教科書や参考書の該当ページを読み返して理解するようにします。
 この学習法のメリットは、@「制限時間内で問題を解答することにより、本番さながらの雰囲気を味わうことができる」、A「問題解答のペース配分をつかむことができる」、B「過去問や対策問題を解くことにより、問題の傾向や自分の弱点(理解不足)分野がわかる」ことです。以上のような理由で、私はこの方法を皆さんにすすめたいと思います。

センター試験の後には個別試験がある。リラックスして試験に臨もう!
次に、センター試験直前の過ごし方についてですが、何よりも大切なことは体調管理です。私が実践したことは、ごく当たり前のことですが、風邪をひかないように手洗い・うがいをすること。そして、もう一つは睡眠をしっかりとることです。この時期に夜更かしをして勉強してもかえって逆効果、しっかり休養をとりつつ学習に励むことが肝要です。
 また、この時期は間に年末やお正月をはさんでいます。よく「受験生に正月はない」と言いますが、正月ぐらいはゆっくりしてもなんら差し支えないと思います。気分転換にもなっていいでしょう。ただし、正月気分をダラダラと引きずってはいけません。要は、切り替えです。正月が過ぎたら、気分を新たにラストスパートをかけましょう。
 最後に、一度のセンター試験で全てが決まるわけではありません。この後には大学別の個別試験が控えています。リラックスして試験に臨んでください。試験を「楽しむ」境地にまで達したら最高です。
Do your best!



東京大学文科V類1年
小木曽由佳さん(東京都・白百合学園高校出身)

「センター試験」直前,これが私のサクセス法
11月末に理系から文系に変更、塾の講習も活用して遅れを挽回
センター試験の成績
(自己採点結果)
総合=691点(800点満点中)、得点率=86%
*< >内は目標としていた点数
外国語(英語)
196点<180点>
数学1(数T・A)
95点<100点>
数学2(数U・B)
100点<100点>
国語(国T・U)
138点<160点>
公民(現社)
79点<85点>
理科1(生物)
83点<90点>

去年の今ごろ、センター試験を1か月後に控えた12月中旬になっても、私はまだ2次試験の対策のほうに力を入れて勉強していました。というのも、11月の末になってから、進路を理系から文系に変更したからです。講演を聞いたりして、どうしても社会学系統の勉強をしたくなったためですが、2次試験の受験科目も「生物・化学」から「日本史・地理」に変えなくてはならなくなり、その対策に懸命だったのです。
 センター試験対策を本格的にやったのは1月に入ってからで、過去問が中心でした。時間を計って過去問を解き、そのあと解説を読むというやり方でした。生物と現代社会は、塾の講習を受けました。特に不得意という科目はありませんでしたが、現代社会については授業を取っていなかったので、自分で参考書や問題集を活用して勉強しました。それでも本格的にやり始めたのは12月からでしたから、塾の講習は効果的だったと思います。
国語は、過去問を解いているときはよくできたのに本番ではイマイチ。出題傾向がいつもと違っていたためかもしれませんが、どんな問題にも対応できるようにしておくことが大切だと痛感しました。
センター試験はマークシート方式ですから、過去問をやっているときも、解答欄のきちっとした場所をマークするように気をつけました。そういうクセをつけておけば、本番でのマークミスを防げると思ったからですが、みなさんも過去問をやっているときから正しくマークするように心がけるといいと思います。

あれこれ手を出さず、1冊をきちんとやり上げる勉強が大切!
これから年末年始、お正月がありますが、私は塾のお正月特訓でセンター対策を受けました。気持ちを引き締めて勉強するためには、冬休み特訓やお正月特訓などの講習を活用するのもいいでしょう。
 コンディションを整えるということでは、カゼに気をつけましょう。幸い私はカゼをひきませんでしたが、やはり勉強の大敵です。
 また、部屋の暖房が強いと頭がボーッとしてしまいますから、勉強するときは足元だけを暖かくしていました。
 今ごろになると周りの人たちがカリカリするから、自分も焦ってあれこれと手を出してしまいがちですが、1冊をきちんとやることが大切です。自分のペースを守って頑張ってください。



大阪大学経済学部1年
安藤 希さん(大阪府立三国丘高校出身)

「センター試験」直前,これが私のサクセス法
「とにかく速く解く!」この練習で、本番でも時間に余裕ができた
センター試験の成績
(自己採点結果)
総合=683点(800点満点中)、得点率=86%
*< >内は目標としていた点数
外国語(英語)
185点<180点>
数学1(数T・A)
80点<80点>
数学2(数U・B)
90点<80点>
国語(国T・U)
164点<150点>
地歴(世界史)
87点<80点>
理科2(地学)
77点<60点>

私が本当にセンター試験対策を始めたのは、クリスマスを過ぎた頃からでした。その頃からでは、センター試験の過去問をていねいに解いていったのでは時間が全く足りません。1日何問と決めず、ひたすら解き続けました。
解くにあたって重視したのは、時間の速さです。何分で解くというようなことは決めないで、とにかく速く解く。それだけを念頭においてやりました。というのも、誰でも試験本番では焦ってしまい、普段なら解けるはずの問題もなかなかできない。1回解いただけでは完全に解答できないことが多く、そこで2回目、3回目の見直しが重要になってくるのです。1回目に速く解いて残り時間がたっぷりあれば、少し落ち着いて曖昧にしたままの問題をじっくり吟味できます。3回目なら問題もしっかり頭に入って、もっと吟味できるはず。
 私は本番のとき、国語で緊張のあまり文章を理解できず困ったのですが、1回目をやり終えたとき所要時間の半分以下だったため、3回問題に取り組み、しっかり吟味できました。
 
センター試験攻略には、ある一定以上の問題をこなすしか仕方がない!
国語も英語も同じことです。とにかく文章をいくつも読み、文章とその設問に慣れていく。解答して、間違いが多くても気にしないこと。ただし、間違えた原因については、自分で確認しておかないと実力はつきません。特に、センター試験の国語の文章問題は独特な設問が多いので、「センターの考え方」に無理やり(?)慣れましょう。
 数学は、結果的にそこそこの点を取りましたが、直前まで解けば解くほどできなくて立ち往生していました。前はできていたはずなのにと、焦りが募りました。それでも問題に取り組み、解答を見て、導き方を理解するように努めました。でも、不安だらけでした。
 結論として言えることは、ある一定以上の問題量をこなすしか仕方がない、ということです。過去問は、できた、できなかったと一喜一憂するのではなく、とにかく問題に慣れることを最優先にして、ひたすら解くことです。
 本番の試験は、蓋を開けてみないとわかりません。過去問が全てできていても本番でダメな人もいるし、逆の人もいます。要は、センター試験を前にした今、焦る自分をきちんと管理し、ただひたすら問題に向かえるかどうかです。自己管理できる人は、体調面、精神面、学力面で、合格へと進んでいけます。



神戸大学経営学部1年
牧野翔太さん(福井県立高志高校出身)

「センター試験」直前,これが私のサクセス法
苦手な数学は「出題パターンとその解き方」を覚えて攻略
センター試験の成績
(自己採点結果)
総合=683点(800点満点中)、得点率=86%
*< >内は目標としていた点数
外国語(英語)
186点<170点>
数学1(数T・A)
83点<80点>
数学2(数U・B)
85点<80点>
国語(国T・U)
167点<170点>
地歴(地理)
79点<90点>
公民(現社)
66点<70点>
理科1(物理TB)
=68点<80点>
理科2(化学TB)
=74点<80点>

この時期は点数や偏差値を上げるため、実戦的な問題集を演習
センター試験まで1か月を切った時期ですが、去年の今ごろ、私はまだ模擬試験の点数にばらつきがありました。特に英国数の3科目は、よいときは目標通り8割5分取ることができましたが、悪いときは7割前後でまだまだ不安が残る状態でした。その解決のために、私は英語の長文読解や現代文の出口式参考書など、あまり自分で工夫をしなくても効率よく進めることができる勉強をしていました。
 この時期には、自分なりの勉強法を模索するとか、さまざまな書籍を読んで研鑚を積むというような、直接点数に結びつかないことをする時間はありません。とにかく、点数や偏差値を可能な限り上げるため、実戦的な問題集を買って、その中でも特に自分に必要な箇所だけを、1日に何項目ずつ進めるかを決め、休むことなく解いていきました。学習の基礎ができていても、試験問題の解き方がわかるとは限りません。この時期にはできる限り実戦的な問題を演習して、その中で間違ったところ、わからなかった部分を解答解説で確認する、というような学習法がもっとも効果的だと思います。さらには、とにかく時間がないこの時期、勉強の息抜きは別の科目の勉強をして、時間を点数に変えていく、くらいの心構えも大切でしょう。

残された時間と本番で必要な点数を意識して勉強
ところで英国数の3科目の中でも、数学はもともと苦手だったこともあり、取り組みが遅れてしまいました。数学というのは問題の数値こそ変わりますが、分野ごとに出題される問題のパターンがあり、それらを覚えているかいないかだけで点数が大きく変わってきます。私は、そのパターン暗記から逃げていたため、悪いときは7割を切るくらい。よくてもやっと8割ぐらいで、このままでは足を引っ張るのは目に見えていました。その事実を直視したのは、1月も10日近くににもなってからのことでした。
 それまでは、夏休み前から青チャートの練習問題などの、特に基本的なものを解いていましたが、ペースが大幅に遅れていて、まだ範囲のうち半分くらいまでしか進んでいませんでした。当然このままでは間に合うわけもなく、学習の方法を改め、過去に受けたマーク模試やセンター対策の問題集を解いていきました。
 毎日TA・UBあわせて5、6回分は進めて、できなかった部分については解説を読み、翌日、翌々日はその部分の復習をしました。そうすると、だんだん自分がいつも間違えるポイントがわかってきて、さらに「こういう問題が出たらこの解き方」という図式が頭の中にできてきました。どうやら、センターの数学はこの図式をどれだけたくさん持っているかで点数が決まるようです。
 私は何とかセンター本番でも8割強取れましたが、もう少し本気になるのが遅かったら、と思うとゾッとします。私のように危ない橋を渡ることがないよう、皆さんにはぜひ「これからセンター試験までに残された時間」と「センター試験本番で必要な点数」をちゃんと意識して、しっかり頑張ってほしいと思います。


*今回の合格体験記は、『螢雪時代・1月号』より転載いたしました。