中村諭香さん

奈良女子大学・生活環境学部・生活環境学科
(岐阜県立岐阜高校・2001年卒)

苦手科目だった「化学」「英語」の勉強法は?
得意科目の「数学」の勉強法は?
受験勉強の本格的スタートは?
その時期は、他の人と比べてどうでしたか?
高校時代は予備校は利用しましたか?
後輩の受験生にオススメできる参考書・問題集を教えてください。
奈良女子大の生活環境学部を選んだ理由は?
高校時代にオープンキャンパスを利用しましたか?
他の大学は併願されましたか? そのための苦労は?
将来の夢、大学でやりたいことは何ですか?
奈良女子大の魅力は何ですか?
後輩・受験生へのメッセージを。

高校時代に苦手にしていたという「化学」「英語」について、高得点をとるための勉強方法は、どんなものでしたか? それぞれの科目について、秋からの取り組み方を(各月のスケジュールも含めて)お教えください。

以下のようなスケジュールで進めました。(秋から…といっても、8月からのスケジュールですが…)
 8月…英文法や単語は理解できても、長文問題が解けないことに危機感を感じてOSP(*)
   を始める。
   化学は4月からずっと理論化学を中心に問題集を解く。
 9月…OSPを順調に進めていく。
   有機・無機化学に力を入れて取り組む。
 10月…化学の解けない問題、覚えられないことを紙に書いて空いた時間に見たり、トイ
   レに貼ったりする。
   OSPをひき続き行う。
 11月…化学を中心にセンター試験の模試を買って解く。できない問題は絶対にできるよ
   うにする。
 12月…OSPの講習会のために東京に行く。
   化学は11月に同じ。
 1月…センター試験対策。
   センター試験の英語は良い結果を残せたが、化学は失敗した。全体的にはまぁまぁ
   な結果。
 2月…センター試験が終わってからは、二次試験に向けて化学の応用問題に取り組む。
   過去問の見直し。
                    (*OSP…通信教育講座のこと《編集部・注》)


得意科目の「数学」の勉強方法は、どのように進めましたか?

ベクトルと複素数の問題が苦手だったので、塾に行って集中的に克服しました。私はセンター試験と私立の文系数学にしか数学が必要なかったので、センターレベルの問題を完璧にしました。




受験勉強に本腰を入れ始めたのは、いつからですか?

高校3年生になって、志望学科・志望校をしぼり始めたのと同時に受験勉強を始めました。




その時期は、まわりのクラスメートと比べて遅かったですか、早かったですか?

始めたのは早かったけれども、苦手だった化学しか力を入れてやらなかったので、夏休み明けに英語の読解力が無いのに焦りました。




(卒業年度が2000年度、ということは、今年の3月の卒業だと思いますが)高校時代に予備校には通っていましたか? 通っていたとしたら何がどんなふうに役立ちましたか?

3年生の6月から11月まで予備校(河合塾)の個人指導に通いました。ここでは数学のみを見てもらって、苦手なベクトルや複素数の克服や、学校の授業にあって受験には必要がない数V・Cの対策をしました。



後輩・受験生にオススメできる参考書・問題集などは何ですか? 科目ごとに(どこが良かったのかも含め)お答えください。(全科目でなくても構いません)

化学/照井式解法カード
 理論・有機・無機化学で分かれていますが、特に有機・無機化学は活用しました。覚えるポイントがしっかりまとまっているうえに、説明も詳しく書かれているので、センター試験対策にも二次試験対策にも利用できると思います。

物理/橋元流解法の大原則
 解法のパターンやポイントがまとまっているので、覚えても使えなかった公式の使い方が分かり、即実戦力になると思います。

倫理/実況中継シリーズ・大学入試センター試験「倫理」
 倫理の参考書が少ない中で、この本は問題を解く際の考え方がしっかり書かれているところが良かったです。倫理はある程度、暗記は必要だけど、思想を理解しなければいけないので、こういった本は貴重だと思います。



奈良女子大学の生活環境学部を選んだ理由は、何ですか?

寿命が延びてきて、いかに長くではなく、いかに健康に生きるかが課題とされている今、日常の生活の中でも特に食事が注目されているのを見て、大学で食物について研究できたらいいなと思ったからです。



高校時代、大学のオープンキャンパスを利用されたとのことですが、利用しようと思った理由・きっかけは何でしたか? 時期は? また、利用されてみていかがでしたか?

受験する大学を決めるうえで、大学を見ておくべきだと思っていたので、夏休みの勉強の息抜きとしてオープンキャンパスに参加しました。(今、通っている奈良女子大ではなく、東京の大学でしたが…)大学の雰囲気や自分がやりたいと思っている学問がどういうものかが分かり、後の受験勉強のヤル気につながったと思います。



中村さんは奈良女子大学に入られましたが、私立大学は併願されましたか? 併願されたとすると、受験勉強で何か苦労されたことはありますか?

滑り止めとして私立大学の生活科学部と文学部を受験しました。生活科学部は受験科目が第一志望と同じでしたが、問題の傾向やレベルが違うので、その大学用の勉強をしなくてはいけなくて大変でした。文学部は数学受験をしましたが、文系数学なので比較的楽でした。




中村さんの将来の夢は何ですか? そのために大学では何をしたいですか?


大学院まで出て、研究職に就きたいと思っていますが、詳しくは何を研究するかを大学で決めたいです。まだ入学したばかりで専門の授業が少ないので、食物科学というものをまだ理解できていませんが、視野を広くしていきたいです。




奈良女子大学の魅力は何ですか? 入学される前と後では変わりましたか?


入学する前は「魅力」というものが分かりませんでしたが、入学してみると、こじんまりとしていて、団結力が強いと思いました。入学時には先輩方が色々なイベントを開催してくださいましたし、同じ専攻の人とは授業が多く重なっていることもあり、仲良くなりました。また、全国から学生が集まっているので、様々な地域の友達ができて楽しいです。





後輩・受験生へのメッセージ(何でも結構です)をお願いします。

受験を終えてみて、勉強というのは量ではなく内容が大切なのだと痛感しています。
 高校1・2年生の時は学校の授業に集中して基礎を固めればいいと思います。3年生になったら、どういう勉強が必要かを真剣に考えるべきでしょう。そのためにも、志望校や学部は早目に決めた方がいいと思います。決めたら「赤本」などで受験科目や傾向を調べ、その問題を解くうえで自分に足りない力が何かを把握するといいですね。また、模試などでも点数に一喜一憂するのではなく、自分の苦手なところを見つけるために利用するべきです。そして、自分の苦手なところをつぶすように勉強するといいと思います。
 また、受験が近づいてくると自分だけが落ちこぼれているように感じたりしますが、同じ所を受ける人達は皆同じようなレベルにいます。はっきり言って、合否は運によるところもありますが、皆が同じようなレベルにいるのだから、自分ができなかった問題は周りもできていないと思い、もうダメだ!などとあきらめないでください。私自身、全然解けなくて絶対にダメだとあきらめていたところが受かっていたこともあります。
 最後に、私は高校時代、勉強以外に特に頑張っていたことがなくて、今、後悔しています。自分のペースで要領良くやっていけば、部活でも遊びでも両立できると思います。周りを見ていても、むしろ、遊んでいるように見えた人の方が受かっています。受験には多少の我慢は必要ですが、後輩の皆さんには後悔のない、メリハリのついた受験生活を送ってほしいと思います。頑張ってくださいね。



中村さん、どうもありがとうございました。