場数を踏むと緊張しなくなる。
慣れが自信に変わるんや。
人間にはいろんなタイプがいるから面白いねんけど、試験でも試合でも、やたら緊張してあがる人がいるよね。僕がそうやってん。小学校や中学校って、音楽の時間に笛のテストとかあったりするやん。あんなレベルでも「超」が付くぐらい緊張してた。足は震えるわ、手に汗は滲むわ、「緊張を楽しめ」なんていう言葉に「無責任なことを言うなよ」って思ってたもんや。ところがや、大学に入ってバンドをやったんやけど、ステージの上でギターを弾いたり歌ったりしても全く緊張せえへん。むしろ楽しくてたまらんかったんやな。笛のテストで緊張してた僕が、何百人ものお客さんの前でギターを弾くのは緊張せんようになった。これはどういうことなんやろう?
また、級長をやっていた学生時代、ホームルームの時間に前に立って話をするのも緊張したもんやけど、今は1000人の前で講演しても全く緊張しなくなった。それに、話している間に神様が降りてきて、自分が予定していた以上のことを話せるようにもなったんやな。これもどういうことなんやろうか?
まず言えることは場数やな。キムタクさん(キムタツさんじゃない)がある雑誌のインタビューに答えて「何ごとも場数を踏まないと一流にはなれない」と言ってて、若いのによくわかってはるなぁと思ったもんや。大学時代のライブは、笛のテストに比べると圧倒的に回数が多かったんやな。数をこなしているうちに緊張なんてしなくなってくる。場数をこなしているうちに、慣れが自信に変わるからや。
こまめに勝ち癖をつけろ!
それがでっかい武器になる。
でも場数が踏めないケースだってあるわな。受験がまさにそうや。「センター試験を受けるの、これでもう10回目や」なんて人はほとんどおらんわけで、その意味では大半の人が初体験ってことになる。それでは場数をこなさなくても緊張しない方法があるのかというと、実はある。ただし、場数をこなすのと同じぐらいの時間が必要やけどね。よく本なんかで「1週間でやる気が出る」みたいなのがあるけど、僕らみたいな普通の人には無理なんや。ではどうするか、それは「常勝気流に乗る!」ってことなんや。
たとえば、朝起きてから寝るまで、実はいろんな勝負の連続やねん。朝起きるのに自分で起きてる人は勝ち。お母さんに起こしてもらってるようでは負け。小テストに合格したら勝ち。不合格で追試を受けてるようでは負け。授業中に眠くなっても頑張った人は勝ち。寝てしまった人は負け。こんな感じで1日の勝負を考えたときに、勝ち越してる人ってのはやっぱりしっかりとした生活を送ってる人やし、勉強だってちゃんとできてる人やと思う。
結局ね、勝ち癖をつけることが大事やねん。そして、それが自信につながる。何事も負けが続いてしまうとなかなか精神的にもやる気にならんもんや。勝ち癖がついてる人は勝負事に慣れてるから、毎日場数を踏んでるのと同じ感覚になってくる。したがって本番でも力を発揮しやすいわけやな。
最後の1か月で、本番で力を
発揮するチカラをつけよう!
センター試験にしても2次試験にしても一発勝負。現場にいると「なんでこいつが落ちたんや」という生徒が必ず出てくる一方で、「よく合格したな」という生徒もいる。入試ってのは当日に自分の力を発揮できた人が勝つようになってるし、入試を行う側だって、生徒のそういう力(本番で力を発揮する力)を重視してるんや。いくら能力があっても当日にベストパフォーマンスを発揮できないようなことでは困るし、今後の人生でもそういうことの連続なんや。
キミたちにはぜひ、本番に強い人間になってほしい。コツは上に書いたとおり。入試に向けて今のキミたちがやらなあかんことは、たくさんの問題を解いて(=場数をこなして)自信をつけること。そして、生活の中のいろんな誘惑に負けない(=勝ち癖をつける)ということや。センター試験まではあと1か月ほどになったけど、最後まであきらめずに栄冠目指して努力してほしいな。ガンバレガンバレ!