灘高・木村達哉の キムタツ成功塾‐大学受験パスナビ

分析→計画→実行→確認 あとは強い信念を持て。

現状分析は何よりも大事!

いよいよ夏休みやね。「勝負の夏!」なんて先生やチューターに言われて、「頑張らなあかん」と息巻いてるか、「もう夏かよ」って焦ってるかちゃうかな。でもね、問題集を山ほど買って「1日12時間は勉強!」なんて友達を見ても、焦る必要は全くない。


そりゃ確かに、勉強はある程度の量をこなさないと成績は上がらん。解法や考え方を脳にこびりつけるためには、絶対的に必要な量に当たらないとあかんからや。でも、その前にすべきことがあるねん。今後の人生において、自分の目標や夢を叶えるために不可欠なことでもあるから、よく聞いてほしい。


それはな、「自分はいったいどういう人間なのか」を分析することや。どういう長所や短所があって、夢を叶えるためにどういう道筋を通るのが一番いいのか(どの道が楽なのかではないので要注意!)ということを分析することが何よりも大事なんよね。そしてその分析結果への対応の方法は、どんな勉強法の本や自己啓発本にも書いていない自分だけの方法になるはず。なぜなら、自分のパターンにばっちり当てはまる本なんてないからな。


勉強でも同じで、自分の学力を客観的に見て、志望大学に合格するためには何が足りないのかを分析することが何より大事なんやな。それに基づいて、ではどうやって勉強するのかということになる。勉強にしてもビジネスにしても何にしても、まずは現状分析をしないと、いくら頑張っても徒労に終わることが多々あるので注意されたし。



次に計画を立てるべし。

現状分析が終わったら計画を立てよう。計画は誰かプロに見てもらって、適切かどうかを判断してもらったほうがいいよ。え? 見てもらわなくても、自分のことは自分が一番よくわかってる? そうかなぁ、僕は自分のことなんて自分が一番見えてへんことのほうが多いんちゃうかと思ってる。自分はこういう人間やと思ってるのと、現状との間にはズレがある。それは第三者のほうがよく見えてることが多いので、そのズレを矯正するためにも、計画は他の人、とくに(友達なんかではなく)先生方にチェックしてもらったほうがいい。そしてそれに基づいて、愚直に毎日ちゃんと努力していくんや。


実績表を作って努力の跡を確かめよう!

実は、努力を続けるのには才能が要る。しんどいことでも「これを続けたらこういうレベルアップが待ってるから楽しい」と思える人は、努力する才能が備わってるんやね。でも、普通の人はそうじゃない。やっぱり人間ってのは弱いものやから、何らかの賞罰がないと努力を続けられんって人も多いわな。


そういう人におすすめしたいのが、「実績表」を作ることや。計画表を作る人は多いけど、実績表を作る人は少ない。実績表は、自分がやった勉強の痕跡を残すだけ。問題集などやるべきことを縦に、横軸にはそのページ数や割合を書いた表を作る。そして、できたところまで塗りつぶしていくやり方や。

成績表

たとえば上の表で見ると、現代文や数学は順調に計画をつぶしていってるけど、英語関係が追いついていないことがわかるよね。こういうのって、記録をつけてないと見え難い。塗りつぶす楽しみもあるから効果的なんや。一度やってみたらどうかな。


自分で自分のお尻を叩いて、いろいろと工夫しながら努力を続けていけたら、大概のことは叶うもんや。あとは、自分の立てた計画どおりにやっていこうっていう、強い信念を持って頑張ることやな。


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灘高・木村達哉の キムタツ成功塾Q&A

【Question】

計画はきちんと立てるのですが、その通りに進まず

挫折ばかり…。どうしたら続けられるでしょうか?

今回紹介した「実績表」は効果的なので、ぜひやってみてほしい。それより計画の立て方は大丈夫やろうか? 欲張りすぎて、客観的に見たら「こんな計画、絶対にできるわけない」って思うくらい無理な計画になってないか?


計画を立てるときには比較的ゆるゆるにしておいて、それとは別に「空いた時間はこれをやる」っていう「予備計画」を作っておくといい。予備はできなくても問題ないけど、真の計画表は確実にこなしていこう。それが自信につながるわけでな、計画倒ればかりやと「自分は何てダメなんだろう」っていう劣等感に襲われることになる。これは勉強にとって、いや、何ごとにとってもマズイ。自信を持つためにも、計画はゆるめにして確実につぶせるようにしよう。

計画はゆるめに立てて、予備計画を作っておこう。確実にこなしていけば自信にもつながる!

灘高・木村達哉の キムタツ成功塾

灘高で教鞭をとりながら、執筆、 ラジオ出演など多方面で活躍。

ブログ「もっと高く! もっと 遠くへ!」は受験生の間で大人気。

著書『東大英語リスニング』 (アルク)など。