勉強へのやる気が失せるのは恋が冷めるのと同じや。
1学期も後半に入ると、当初のやる気が失せてしまって、どうも燃えないって人が増えてくるらしい。逆にウチの学校は5月の連休に文化祭があるので、それが終わると夏の模試に向けて臨戦態勢に入る人が大半や。現役で合格したい生徒が多いからね。
やる気が失せるってのは、言い換えると「大学にそれほど入りたくなくなってきた」って意味なんやろうな。え、違う? そんなはずないよ。恋愛でもそうや。本当に好きな相手には一生懸命自分の気持ちを伝えようとするよね。「いつか伝わればいいな」とか「相手が気づいてくれればいいな」と思ってアクションを起こさない人の恋愛が成就する確率って、冬の海でマンタを見つける確率より低い。人生ってのは動かないと何も叶わないんよね。勉強へのやる気が失せるってことは、大学を恋人に例えるなら、その恋人への想いが薄くなってきたってことや。
苦しいときこそ成長する。とにかくアクションを起こせ!
やる気が出ないって言いながら寝てばかりの人や、友達とメールばかりして慰めあってる人たちは、受験だけでなく人生でも成功できないやろうな。人生って短いようで結構長いからいいやって思ってる人は、いざやる気になって始めてみたら、人生って恐ろしいほど短いことに気がつくもんや。
勉強でもそうやろう? やる気になって始めたら「うわ、時間が足りない!」って焦って慌ててみっともなく転がって(笑)、ますます頑張るわけ。ところがサボってる人って「まだ大丈夫」って言いながら、頑張ってる人を見て笑ってる。結局成功するのって、そのみっともなく転がってる人のほうで、ある程度の年齢になるとその転がってる人が立派な椅子に座り、笑っていた人が転がることになるわけ。
やる気が出ないときこそ「おりゃあ!」って叫びながら頑張ってその穴から這い出ないとアカンのに、ウダウダと時間を過ごしてる人が成功できるかいな。人間ってのは苦しいときこそ頑張らないとアカンし、神様が与えてくれた試練を乗り切ってこそ成長できるわけやねん。やる気がどうも出ないなという人は、例えば予備校の切羽詰ってる連中を見学するために、予備校の自習室を見学させてもらいにいくとか、とにかくアクションを起こそうや。そうでもしないとますますやる気が失せていき、頑張ってる人たちとの差が広がるってことになるわけよ。
頑張って努力するから自分が高まっていくんや。
イチローの発言集なんかの本を読んでいると、彼自身がどんどん人間的に成長していってるのがわかる。毎年あれだけの成績をあげている彼だからこそ苦境に陥るわけで、その苦境を乗り越えるために毎年ものすごい努力を続けてるんやな。
僕だってそうや。『東大英語リスニング』はある程度評価してもらった。『国立大学英語リーディング』も評価してもらった。まだ全然大したことないけど、でもやっぱり次の本もその次の本も「いい本やな」って言ってもらうために、日々是努力、なんよ。眠い、今日は酒飲みたい、遊びに行きたい…そういう気持ちばっかりやで。でもそれに負けていたら自分の人生に申し訳ないし、何も叶えられないまま死ぬことになる。だからいくら疲れていても毎日英語を聞くし、英語を読むし、本を読むし、本を書く。それを続けてきたから、今の僕があるわけで、それを続けてきたから、自分を高めることができた。
結局キミたちがやってる勉強も、上に書いたような恋愛も、人との付き合いも、仕事も、人間の営みはすべて自分を高めるためのものやないか。人間としての高みに到達するためには、苦しいときは神様が自分に与えた試練だと思い、空を見上げて「負けませんよ」とにっこり笑うことや。神様は頑張っているキミの姿を見て、さらなる試練を与えてくれるやろう。さらにそれも笑ってクリアしてしまったら、神様はご褒美として、キミの夢を実現させてくれるはずや。やる気が出ない時こそ、人間としての真価が問われてるんやで。